ミンツバーグ教授が考えるマネジャーに必要なリフレクション・ラウンドテーブル

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ミンツバーグ教授の マネジャーの学校

はじめに

あなたにはこんな悩みがないだろうか?

・自分の職場、あるいはチームが問題を抱えて困っている
・マネージャーとして何をするべきか、迷っている
・最近、仕事の意義を見失いつつある
・職場が危機にさらされ、誰もが希望を失いかけている

本書は、上記にあてはまる人にお勧めである。

マネージャーが蘇るプログラム

本書では、「コーチング・アワセルブズ」 (日本での名称「リフレクション・ラウンドテーブル」)を
解説している。

「リフレクション・ラウンドテーブル」とは、
内省(リフレクション)と対話によって自らの経験に学び、コミュニティの中でマネージャーが
成長していくプログラム。
五つのマインドセットを体得するのが狙いである。

プログラム構成

毎回のセッションは、次の三つで構成される。
①マネジメント・ハプニングス(15分)
 直近の一週間のマネジメント上の出来事を自由に語り合う。話題の選択は当人の自由である。
②トピックスに基づく内省と対話(55分)
 その都度与えられるテーマについて自分の経験を内省し、意味づけした内容を、互いに交流
 する。
③まとめ(15分)
 最後に、今日のセッションで気づきを各自が整理し、実践してみようと思うことを書き出す。

五つの思想

「リフレクション・ラウンドテーブル」は五つの思想に基づいて構築されている

・深い学びは、自分の経験を内省することから生まれる
→自分の経験から学ぶには、立ち止まって振り返る時間を取ること、そして書くことを通じて
 より深く内省していくことが有効

・異なる視点を持つ人との対話は内省を深め、コミュニティ形成に貢献する
→「再現フィルムのように」「映画のワンシーンのように」活き活きと語ること、
 「飾らず話す」ことが大切
 また、じっくり相手の表情を見て共感する、感覚をまるごと受け止めようとする姿勢が大切

・優れた理論と質のよい教材は、軸のぶれない学びを生み出す
→ミンツバーグ教授のマネジメント理論をベースとする
 優れたマネージャーに必要な五つのマインドセットが軸。
 

・自発的な意志が、自然で大きな行動変容を生み出す
→マネージャーは誰かに教えられるのではなく、自ら学んでいくのである

・内省と対話には習慣化が必要で、コミュニティ醸成には時間を要する
→学びの場を楽しくし、仕事に喜びを感じる。こういうマインドやコミュニティを醸成するには、
 時間をかけて、徐々に築いていくことが大切

五つのマインドセット

・内省のマインドセット (自分を知る)
 自己を知らずして、深い洞察など得られないし、協働も成り立たない

・分析のマインドセット (組織を知る)
 さまざまな行動を効果的に行うために生まれたのが、組織である。自己のみならず、自己を
 取り巻く組織に視点を向けることこそ、分析の本質である

・広い視野のマインドセット (視野を広げる)
 組織は外部環境に左右される。この外部環境をとらえるときに不可欠なのが、広い視野である

・協働のマインドセット (関係性を知る)
 広い視野は、他者との関係性を学ぶ際にも役立つ。それによって、さまざまな人との協働
 を行う土台が整う

・行動のマインドセット (変革を進める)
 協働を行動につなげることができたとき、変革が可能となる。変革プロセスには五つの
 要素すべてが求められるため、学びの統合の意味合いも含まれる。

感想

『MBAが会社を滅ぼす』で有名なミンツバーグ教授の理論を、物語形式でやさしく学ぶことが
 できる。
著者フィル・レニール氏が実際に体験した出来事を元に展開するので、企業小説の要素も楽し
める。

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