空き家問題の入門書的な本。新書のため、読みやすい。

1886viewstombi-aburagetombi-aburage

このエントリーをはてなブックマークに追加
空き家問題 (祥伝社新書) [kindle版]

第1章 増加し続ける日本の空き家

  • 「住宅・土地統計調査」ベースでの空き家の分析
  • その他、住宅総数、人口推計など、標準的な外部環境の説明
  • 地方だけでなく首都圏にもある課題

空き家問題を議論する上では、この章の統計/課題は全部頭に入っていないといけないが、出所まで正確に覚えておくのは難しいので電子書籍ですぐに見れるのは楽でよい。

第2章 空き家がもたらす社会問題

  • 空き家条例など強制執行まで意識したルールはあるが、実際のところ自治体による実行は相当難しい。
  • 不動産仲介での「買い替え」も難しい。買い手がそもそもいない。
  • 放置しても固定資産税はかかる、空き家を撤去すればさらに余計にかかる税制の矛盾

第3章 日本の不動産の構造変革

この章の位置づけはよく分からないが、目先のオリンピック需要を当て込んで、高額なマンションが過剰に供給されており、長期的な視点でみればオリンピック後にはさらに空き家問題が悪化する、といった予測が述べられている。

第4章 空き家問題解決への処方箋

条例、税制、空き家バンクなど既存施策の限界を述べ、市街地再開発の手法を捻って空き家にも適用しながらコンパクトシティ化を図るなどの施策を解説。

  • 地域活性化センター「空き家バンクを活用した移住・交流促進調査」によれば、空き家バンクの登録物件数が増加している自治体は全体の25%、登録件数は1~10件未満が半数と散々
  • 民間の不動産仲介が多数あるのになお処分できないような個々の空き家物件の単位で対策しても解決になならない
  • 市街地再開発の手法を捻って空き家にも応用して解決を図る方法
  • シェアハウス、介護施設などへの転用、隣家との合体

第5章 日本の骨組みを変える

道州制、私権の制限など国策レベルの話。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く