★★★★☆ 資本主義社会の中で生き抜く為に

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僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版 (講談社文庫 た 124-1)

第1章 勉強できてもコモディティ

福沢諭吉「学問のすゝめ」

「学問をすることで人間には差がつく」

当時勉強する場は寺子屋が一般的。
そこで学べるのは実生活には役にたたないものばかり。

それに対し、福沢の慶應義塾では実用的な学問を
学べるので、ぜひ入塾してほしい、という「宣伝本」でもあった

以来、学歴信仰が始まる。

しかし、それが通用しなくなってきた時、「仕掛け人」によって、
「従来の大学で学ぶような勉強はもう役にたちません。今の時代に
真に必要な知識(英会話、会計、ITなど)学ばなければ生き残れない」と煽った

コモディティ化

市場に出回っている商品が、個性を失ってしまい、どの商品も大差がない状態

生き残るには、「スペシャリティ(唯一の人)」になること

第2章 「本物の資本主義」が日本にやってきた

なぜ資本主義が圧巻するのか?

・最善ではないが、マシなシステム
・価格が下がり、品質は向上する

←→計画経済
農業の生産から、食糧の配給、物資の輸送、すべてが官僚のコントロール下にある。
官僚は何かあれば「世の中のほうがおかしい」と考える。
市民たちも「偉い官僚がうまくやってくれる」と考え、何も言わずに考えなくなる。

資本主義に至る発展の段階

「略奪モデル」
海賊して転売
現在でも、コーヒー豆などの生産地の労働力を先進国が安く収奪

「交易モデル」
投資家と起業家の出現

「生産性革命」
機械化

賃金低下は技術革新のせい

かつてアメリカでは熟練工でないと自動車の生産ラインに入れなかったため、賃金高。

↓50年後

日本の工作機械の精度向上。誰でも生産ラインに入れるようになった
アメリカの失業率高まった

現在の日本の産業界

働く人々、特に派遣社員などからは、資本主義や資本家を糾弾する声が高まり、
製造業への派遣労働の禁止が議論されたが、本質的には「技術革新がすすんだこと」
が理由なので、ウケを狙った小手先の改革にすぎない

第3章 学校では教えてくれない資本主義の現在

「自分が起業したい分野の会社にまずは入ってみる」
仕組みを知ったうえで、コモディティ化から抜けだす出口を考える

第4章 日本で生き残る4つのタイプと生き残れない2つのタイプ

主体的に稼ぐ人間になるためには、いずれかの人種になるのが近道
しかし、1と2は生き残ってくのが難しくなるだろう

1商品を遠くに運んで売ることができる人
→商社

2自分の専門性を高めて仕事をする人

3商品に付加価値をつけて売ることができる人(マーケター)
世の中の新たな動きを感じ取る感度、その動きを分析する力
「ストーリー」「ブランド」といった付加価値や違いをつくれる
ブランドにイメージを乗せる
新しくない要素の組み合わせで「差異」を作り出せる人

4まったく新しい仕組みをイノベーションできる人

5みんなをマネージ(管理)してリーダーとして行動する人

6投資家

自分の頭で考えない人々はカモにされる
自分自身も「商品」売る「場所」を変えることでまったく結果が違ってくる

第6章 イノベーター=起業家を目指せ

●起業家が新しいビジネスを見つける時の視点として、
「しょぼい競合がいるマーケットを狙え」という鉄則がある
(吉野家←松屋、IBM←アップル、ロイター←ブルーバーム)

●いろいろな専門技術を知って、その組み合わせを考える人間になる
アイディアはTTPする、逆の発想をしてみる

第7章 本当はクレイジーなリーダーたち

●伯楽は、嫌いな相手に「名馬」の見分け方を教え、
好きな相手には「駄馬」を見分ける方法を教えていた

世の中には駄馬の数が圧倒的に多い
本当に使いようがない馬をふるい落として、適材適所に使う

●リーダーの多くは過去にコンプレックスを持ってることが多い

第8章 投資家として生きる本当の意味

●資本主義社会では、究極的にはすべての人間は、投資家になるか、投資家に雇われるかである

●ローリスクより、リスクが取れる範囲のハイリスクハイリターンをたくさん選べ

●サラリーマンはリスクを他人に丸投げしている。リスクは自分自身でコントロールせよ

●投資は、長期視点か、人が信頼できるかで判断

第9章 ゲリラ戦のはじまり

●「売るもの」がある人は、英語ができないと損

●「リベラル・アーツ(人間が自由になるための学問)」を学ぶ重要性
歴史、哲学、芸術や文学、自然科学全般

起業して成功するために

自分が長年興味を関心を抱いていた何かに、心から打ちこんでるうちに、
たまたま現在の状況につながっていった、というケースが多い
社会に出てから本当に意味を持つのは、自らが動いて夢中になりながら手に入れた知識だけ

資本主義そのものが「悪」であるかのようにみなされる風潮がある

しかし、ただのシステムにすぎない。
その中で、どれだけ自分の人生をより意味のあるものにしていくか

「既得権益を握っている高齢世代から富を奪え」
社会全体のパイが小さくなってる時に奪い合いすることは意味がない
パイを大きくすること、すなわちビジネスに行くべきだ

既得権益を握って離さないおじさんたちが居座って甘い汁を吸っているを感じるならば、
ぶっ潰すためのライバル企業を作ってしまえばいい
(不合理なシステムで動いているのならば、正しい攻撃をすれば必ず倒せる)

本当に人間らしい関係をさぐる

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