人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか (新潮新書)

抽象思考についての本。
前半では抽象思考とはなんぞやということについて説明している。
後半ではいかにして抽象的な思考力を身につけるか、そして発想のための基礎を作るかについて著者のさりげない自慢とともに語っている。

抽象的とは
言葉や概念がより多くの物事を包括していること。限定的でないこと。
抽象化の方向性:バール→バールのようなもの

発想のための手法のようなもの
・何気ない普通のことを疑う。
・何気ない普通のことを少し変えてみる。
・なるほどな、と何かで感じたら、似たような状況がほかにもないか想像する。
・いつも、似ているもの、例えられるものを連想する。
・ジャンルや目的に拘らず、なるべく創造的なものに触れる機会を持つ。
・できれば、自分でも創作してみる。

感想

前半部分を読めば抽象思考とは何かということについて理解できる。
抽象的に生きるには、何事にもこだわらないことが大切であると説いていた。まあしかし現実世界に抽象的な現象やモノなど存在しないので、生きようとするだけで何事にもこだわらないのは不可能である。生きることにもこだわらずに生きることが理想なのだろうか。
この本を手に取る人は何かの問題を解決したいと思っているのかもしれないが、この本は問題解決に即座に役に立つ類のものではないと思う。例えばこれを読んでも数学的問題を解くための発想力はすぐには身につかないが、どのように抽象的に捉えてどこからアイデアを持ってこようか考える習慣を身につけるのには役立つと思う。

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