普通の人はバフェットにはなれないと心得よ!!

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バフェット流投資に学ぶこと、学んではいけないこと―個人投資家にとっていちばん大事なノウハウ

バフェットは分散投資に転向したのか

ファイナンス理論では、価格が上下に激しく変動する傾向のある株式をリスクの大きい資産とみなす。しかし、値上がりする株はリスクではない。
ファイナンス理論は価格が上下に変動する「トータルリスク」に着目するが、バフェットは値下がりするリスクにのみ着目する。

リスクを最も軽減できるのは、ポートフォリオにある銘柄数が少ないときである。
1銘柄しか持っていない場合には、もう1銘柄組み入れることでリスクはぐんと小さくなる。
しかし、何十銘柄も所有している場合には、1銘柄追加してもリスクは小さくならない。

ポートフォリオの構築では、銘柄選択よりアセットアロケーションの方が大切。1871年から1992年までのデータを分析し、この間のどの30年間をとっても株式投資のリターンは債券投資のリターンを上回っている。10年間だと、株式投資が債券投資を上回る年はの80%を超える。長期投資家であるなら、株式の割合は高めに設定すべき。

バフェットが資産を築けたのは分散投資ではなく、集中投資を行ったから。
しかし、徹底的に企業を調べてありとあらゆる情報を入手する時間と技量がないのであれば、徹底的に分散投資をするべき。バフェットは分散投資の手段として、インデックスファンドを進めている。

バフェットはバリュー株しか買わないのか

アンダーバリュー株やオーバーバリュー株を見分けるには、割引キャッシュフロー(DCF)分析を使う。バフェットもこれによってアンダーバリュー株を発掘している。バフェットがシンプルでわかりやすいものを好む理由は、DCF分析でのキャッシュフロー予想が難しい企業を避けるためである。

長期ならバリュー、短期ならグロース

バリュー投資家として成功するには、一つの銘柄を5年間は持つ必要がある。長期間待てば待つほど、バリュー株投資戦略が機能して利益をもたらす確率は高くなる。

リターンの最大化を狙う長期投資家は、ポートフォリオに小型のバリュー株を多めに組み込む。
バフェットが小型株に投資しないのは、大きくなりすぎたバークシャーは小さな株式は投資対象にむかないため。

長期的にはバリュー株投資の方がグロース株投資よりリターンは高いが、比較的短い運用期間では、グロース株投資の方がリターンは高い。長期投資は取引コストと納税額を抑えるのに役立つ。モメンタム投資(短期投資)は相場やポートフォリオの様子をまめに観察したり、頻繁に売買する必要があり、納税額も増える。

株と結婚してはいけない

バフェットは集中投資戦略によって、企業の経営をコントロールしたり経営陣に影響力を及ぼすことができるが、他の投資家にはそんな真似はできない。バフェットなみの観察力か資産があれば別だが、そうでなければ分散投資に徹すること

バフェットは企業買収に積極的だが、焦って買ったりはしない。むしろ買収に適した時期をじっくりと待つのが好み。資金があるという理由で株を買ってはいけない。その時がくるまでじっくりと待つべきである。

企業による業績見通しの公表は不要か

バフェットは、経営が短期的になるとの理由から企業自らの業績見通しには反対。
しかし、今後の事業展開の理解するのに役立つ情報の提供を拒む企業には投資すべきでない。

DCF分析が使えるにはアンダーバリュー株を探すときであり、バリュー株を探す時ではない。
アンダーバリュー株は内在的価値を下回る価格で購入できる株式のことで、バリュー株とは単に株価が安い株式のことをさす。

感想

バフェットの流儀を紹介し、それを真似ることの難しさを書いている。
バリュー投資でなかなか成果の上がらない方には是非読んで欲しい1冊です。

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