「起業家」という人たちの考え方がわかる

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未来をつくる起業家  ~日本発スタートアップの失敗と成功 20ストーリー~ (NextPublishing) [kindle版]

 誰もが聞いたり、利用したことがあるサービスの創業者を含む19人の起業家たちの飾らないナマの声。スタートアップきっかけ、アイデア出し、仲間集め、資金調達、採用、マネージメント、そしてイグジットまで、自身の体験とそのとき考えていたことを語っている。
 面白いのは海外という視点。何人かは、海外留学や海外での仕事の経験から学んだ日本と海外の違いを紹介している。

 共通するいくつかのキーワードをまとめてみた。

好きをビジネスにすること

 心の底から情熱を傾けられることをやらないといけない。起業は「感情のジェットコースター」と例えられることもある。心底やりたいと思えないことに振り回されるのは精神的にきつい。

失敗から学ぶ

 行動すること、経験すること、失敗すること。それを自身の五感を頼りに観察して学ぶ。そして、同じ失敗を繰り返さないようにレベルアップする。自分の失敗や他人からのアドバイスを書き溜めておくという方法もある。

決断し行動へ至る早さ

 「アイデアよりも実行」「情報収集よりも意思決定の早さ」

小さく始める

 イケるアイデアかどうか確認するためには、サービスを作って誰かに使ってもらうこと。ウェブサービスではアルファ版を作る、BtoBでは営業資料や売り込みなど。
 最初はフォーカスして小さく始め、ブラッシュアップしていく。

常に変化すること

 唯一変わらないのは変化するということ。少しでも良いから高い頻度で手を加えていくこと。

一次情報の大切さ

誰もがアクセスできる情報よりも、直接関係者からのヒアリングが重要。1年で1000人のCEOに会って話を聞いた人も。また、本気になれば会えない人はいないとも。

パートナー探しは、思いを語る

ゼロから新しい部活やサークルの仲間を募っていくように、一人目を見つけ、二人目を巻き込み、その後は皆で一緒に仲間を探す。そのためには、なるべく多くの人と接点を持ち、ヴィジョンを語ることを愚直にやる。

日本人起業家のメリット・デメリット

最初に日本人向けからスタートするとグローバルで勝つための製品をつくることはより難しくなってしまう、日本語マーケットは英語圏マーケットに比べると小さい。
一方、海外になくて日本にあるものを、海外に展開できる可能性がある。

感想

起業家」という仕事があるということを知る。そして、彼らが日本にはもっと起業家が必要だと感じ、そのために本書でインタビューに答えているのではないか?
個人事業主、スモールビジネスとも共通するところが多い、一方で、資金調達・採用・マネージメントなど経営者ならではという面も。

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