選ばれし者は26歳の時に時代を掴む

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年齢学序説

選ばれし者は26歳の時に時代を掴む。

吉本興業所属のお笑い芸人、博多大吉氏が発見した「26歳の法則」。
特にお笑い芸人はこの法則に従ってブレイクしたものが多いのだという。

ケース1 ブレイクを決定づけたのが26歳

  • ダウンタウンが『ガキの使い』を始めたのが26歳の時。
  • とんねるずが『おかげでした』を始めたのが26歳の時。
  • ナインティナインが『めちゃイケ』を始めたのが26歳の時。

ケース2 まったく期待されていなかった者が脚光をあびたのが26歳

  • あのドリフターズの人気ナンバー2、荒井注 が抜けた後釜として入った志村けんが、強烈なアウェー感の中で「東村山音頭」でブレイクを果たしたのが26歳の時。

  • 「おれたちひょうきん族」の人気コーナー、「タケちゃんマン」のブラックデビル役・高田純二が入院し、急遽代役として選ばれた明石家さんまがその場で爆笑をとり、そのまま二代目ブラックデビルに大抜擢されたのが26歳の時。

ケース3 あの時の成功があったのも26歳にしたあの行い

  • M-1グランプリ2008にて、当時ほぼ無名でありながら敗者復活戦を勝ち上がり、王者に輝いたサンドウィッチマンが決勝で披露したネタは26歳の時に作られていた。

「こじつけ」がミソ

ただし、この法則に根拠は無い。この本は「選ばれし者には26歳の時に人生の転機が訪れる」という仮説に基づき、著名人の経歴を調べ、推測と想像を巡らせ、接点の無い成功者達を強引に結びつけて論文調に仕上げたものである。なので、読み進めていくと流石にこじつけが過ぎる部分もある。しかし、その「こじつけ」の文章こそがこの本の最大の魅力なのだと私は思う。

あまりに恐れ多いストーリー

特にそれが感じられるのは、近代漫画の祖である手塚治虫先生の人生と国民的漫画のキャラクター達の境遇を結びつけた「漫画家と年齢学」の章である。「無理矢理だなぁ」と突っ込んでしまうような内容だが、漫画の神様・手塚治虫の人生の節目節目にルフィや悟空やコナンが登場するオールスター集合的なこの上なく豪華なストーリーを描ける漫画家は、今この日本で、いや世界で一人もいないだろう。だってあまりに恐れ多い。そんな物語を編み出したのも、博多大吉氏の強引な「こじつけ」があってこそだ。
 

侮るなかれ!

お笑い芸人が書いた本という事で一見軽いネタ本のように思われてしまうかもしれないが、執筆に3年もかけたよく練られた文章に漫画家顔負けの発想力。それから、時々語られる人生観は気持ちは前向きにしてくれるはずだ。

おまけ

 ちなみに、2014年に大ヒットした『アナと雪と女王』の主題歌を歌ったMAY.Jと、同じ頃に高視聴率を記録した『花子とアン』の主演を務めた吉高由里子は、共に1988年生まれの26歳であった。

感想

博多大吉氏も本文中で言っておりますが、どういうジャンルの本なのか分かりません。ただ、「有名人」って括りでは見てほしくないかな。

年齢学序説

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  • 博多大吉

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