嫌味なやつら

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覆面竜女 巫女は紡ぐ、聖なる天衣 (コバルト文庫)

 魑魅魍魎に襲われる人間を憐れんだ天帝陛下が地に下した一輪の花は、一人の天女と八本の神剣に変じた。天女が織った衣は魑魅魍魎を遠ざけ、神剣を授かった剣士はそれらを討ち滅ぼした。やがて下界の穢れに耐えられなくなった天女は無数の欠片となり、それを取り込んだ胎児は天女の力を分け与えられた竜娘となった。そしてそれから五百年の時が過ぎ、剣士の末裔が皇帝となり、竜娘の頂点に立つ竜女が世の平穏を護っている。

 華国の辺境の藩国・陵の片隅で廟を開く蓉華は、もぐりの竜娘だ。師匠の借金の形として妓楼の親父に売られた彼女は、陵王である蒼翔のもとへ連れて行かれる。傾国の美姫・月淑姫の息子である蒼翔は、皇帝や皇太子への恭順の証として竜娘候補となる竜娘を集めていたのだ。
 しかし、蓉華は、蒼翔の側近である郭珂から、陵の陥っている苦境を知らされる。

感想

 見た目は絶世の美少女なのに自分を絶世の醜女と思い込んでいる蓉華と、後宮で暗躍し政敵を抹殺した母親を憎み、その美貌を受け継いでしまった自分を怖れている蒼翔。そんな二人の出会いと、魑魅魍魎、そしてそれよりも怖い人間の争いを描く中華ファンタジーだ。

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