悪女好き・関西人・ミステリー好き、どれかに当てはまる人は楽しめます

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妃(きさき)は船を沈める (光文社文庫)

ホラーの古典「猿の手」をモチーフとしたミステリー。
もともと別の中編をアレンジして長編としたものですが、インターバルとしてつけられた
幕間がとてもいい味わい。

第一の事件
大阪港に車ごと飛び込んで水死した男には多額の借金と保険金。自殺か、事故か、他殺か。
容疑者は、彼の妻・彼にお金を貸していた、妃と呼ばれる美貌の女・妃の養子の男。
だか、彼女・彼らには「泳げない・運転できない」というアリバイが。
はたして、真相は?

第二の事件
男が射殺されたとき、容疑者の夫婦は睡眠薬入りワインを飲んで眠らされていた。彼をストーカーしていた元カノは、地震のせいで家に閉じ込められており強固なアリバイがある。
彼を殺したのは、だれか?また、動機は?

とにかく、ヒロインが魅力的です。「妃」というニックネームも相まって、ひきつけられる。
大阪湾や、ミナミ、川西の住宅地など関西人にとっては想像しやすいところが舞台になっているのもポイント高し。阪神淡路大震災を思わせる地震も、謎解きの大事なキーとして使われています。

「猿の手」をミステリーとして読み解く、というのは新しい読み方でわくわくしました。私は素直にホラーとして読んでいたのですが、なるほどなあと思わされました。

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