歪笑小説

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歪笑小説 (集英社文庫)

東野圭吾

人気作家である東野圭吾のユーモア短編集。作家という仕事の裏側をコミカルに描く。読んでいて嫌な気持ちにならない、さわやかな笑いはとても気持ちがいい。ぜひ読んでほしい一冊。

各話

伝説の男

出版社に配属された新人が、伝説の編集者のもとにつく。その編集者は数々のベストセラーを任せれていた大物だが、その仕事ぶりは一体・・・。

夢の映像化

まぐれで新人賞を獲得してしまった作家が自分の実力を考えずに、たまたま来た映像化の話にのってしまう。有名俳優を主役にしてほしいなど言いたい放題だが、果たしてその希望はかなうのか。

序の口

出版社主催のゴルフコンペに参加させられた新人作家のコンペでの気まずさ、やりにくさをユーモアにして描く作品。

罪な女

新人の美人編集者が色々な作家の担当になる。作家によってその編集者の評価がバラバラ。編集者によって作家が生かされ、殺され、という作家の実態が明らかになる作品。

最終候補

ごく普通のサラリーマンが小説コンテストに応募し、その結果で作家としてデビューするか、会社に残るかを苦悩する。

小説誌

誰が何の為に小説誌などというものを作るのか。その疑問に中学生の視点を交えながら答えてくれる。

天敵

才能を期待された小説家の妻と、その小説家を担当する編集者の熱い戦い。

文学賞設立

出版社の思惑が複雑に絡み合った「文学賞」。その設立という記念すべき事業に対して、作家の知らないところで出版社同士が戦う。

ミステリ特集

小説誌でミステリを特集する。突然、作家の一人が病気に倒れてしまい、その穴を誰が埋めるのかを巡って担当者が奔走する。

引退発表

かつては作品をたくさん発表していた作家が引退するにあたって、記者会見を開く。その作家は特に有名でもなく知らない人が多い、また、小説家が引退記者会見なんて聞いたこともないと担当者は考えているが。

戦略

間違って新人賞に選考されてしまった作家が、出版社の政治的な側面から売り出しに掛けられる。普通のことをやっていては売れない作家だが、出版社の威信をかけて売り出されるが、その方法とは。

職業、小説家

小説家と結婚することとはどういうことなのか。娘が小説家と結婚したいと言い出したある家庭での父の苦悩を描く。

キャッチコピー

  • だから作家になんてなるもんじゃない!
  • 東野圭吾、これが裏のライフワーク 出版業界の内幕を暴露する連続ドラマ

シリーズ

黒笑小説
怪笑小説
毒笑小説

感想

シリーズの中でも一番楽しめる作品。東野圭吾作品ですが、ひとは誰も死にません。みんながくすっと笑ってしまう短編集。

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