会話の上では聞くことも重要。

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聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)

聞き上手を目指したくなる本でした。

新書ではありますが、新書の学術的なちょっと難しい内容とは違って、どちらかというとエッセイを読んでいるような軽やかさがありました。
阿川さんがどうしてインタビューの仕事をするようになったのか、そのインタビューの仕事でどんな失敗をやらかしたのか、それがどういう風に経験として生かされているのか、そしてそこから聞くとはこういうことなのではないか、という考えを書いています。
対談する相手もさまざまで、ご自身の失敗をコミカルに書いている部分もあり、読みやすかったです。
読みやすいのに内容が詰まっていて、人の話を聞くってこうするといいのかな、と考えさせられる本でもありました。

コミュニケーションについて書かれている本は大抵がどうやって会話を続けるか、ということに主眼を置いて書かれている気がします。
どういう風に声を掛けるのか、どういう内容を選べばいいのか、そういう会話術の一部として、相鎚について書かれていたり、質問の仕方の例を挙げたりしている本はよく見かけます。
それらはきっと話し上手を目指すための本です。
話し上手がいる一方で、聞き上手と褒められている人がいる。
ずっとニコニコして楽しそうに聞いてくれるから、ついつい長話をしてしまう相手。
一生懸命話さなくても、上手に聞けば会話が成立することを私たちは忘れがちです。
人の話を聞いていると、それまで知らなかったことを知れたり、全く自分が会ったこともない相手の知り合いの人の話を聞くことができます。
自分が話すだけでは、そういうことを知ることはできません。
聞くことによって、新しい視野が広がっていくのかもしれません。
自分の話したいことを話すだけでなく、相手の話も聞きながらバランスよく会話ができるようになりたいです。

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