糖質制限食の実体験レポであり、同時にすぐれた教科書!!

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「糖尿病治療」の深い闇

#自分が糖尿病患者になり、徹底的に食生活と向き合った
 著者自身が体調不良から病院を受診し、糖尿病と診断。その時の医療者の態度にも疑問を持ち、徹底的に糖尿病について勉強。その結果「糖質制限食」という食事療法に出会い、実践した記録。
 

#糖質制限食について
メリット
ー血糖改善効果がすぐに出て検査結果が良くなる。
 体重の落ちるスピードも速いので、運動の際の体の負担が減る。
 目に見えて改善するので、やる気になる。
ー従来の方法に比べ、理論が明解。
ーカロリー計算などの負担が少なく取り組みやすく、家族の協力も得られやすい。
 満腹感があるので、続けやすい。

基本的な糖質制限食のポイントや、糖質制限食をやってはいけない人など。

#なぜこの方法が広まらないのか?
 短期的な改善効果は明らかで、それを証明する論文も出ている。アメリカでは既に食事療法の選択肢の一つになっているにも関わらず、日本では全く無視されているのはなぜか?
「長期的な安全性が…」
「脂質やタンパク質を摂りすぎるのではないか」
「脳はブドウ糖しかエネルギーに使えないのでは?」
などの批判の一つ一つに、論理的に反論する。
 結論としては、批判者が専門家であるにも関わらず、反論の基礎となる生理学や栄養学の知識に乏しく、そして糖質制限食の実態に関して非常に無知であるということが明らかになる。

感想

 この本のすごいところは、
・患者として、診断を受けた際の心理、医療者から受けた言葉、食事療法を始めての実感などの体験が丁寧に書かれている。患者として当事者目線であるということが、医者によって書かれた一般的な医療本との最大の違いであり、この本の魅力だと思います。医者でないからこそ遠慮なく書ける、現在の医学の問題点なども的確に描出されています。
・同時に、糖質制限食や背景にある糖尿病の知識などもわかりやすくまとめられており、医学的な知識レベルにおいても一般の方向けの教科書としても良質で、非常にレベルが高いと思います。
 糖尿病と診断された患者さん、そのご家族の方は、診断を受けたなるべく早い時期にこの本を読んで知識武装をすることを、強く強くお勧めします。知っているかどうかで運命が変わります。

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