未婚じゃなくて、非婚女子なのだ。

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結婚しません。 (講談社文庫)

オンナは損だ

ー葬式で…下準備は全てオンナ。酒を飲み、外に出て死者を見送るのはオトコ。その間、オンナは葬儀会場の中で仏壇に手を合わせる。最期の見送りはさせてもらえない

ー尽くす見返り…金のある夫や家なら金。フツーの家なら今際の際に夫が『ありがとう』という程度。その程度で一生の労働を不意にしていいのだろうか?

幸せなオンナの矛盾

ー結婚を具現化する…毎週オトコのパンツを洗い、オトコがカラスが白いと言えば白く見え、そんな生活で疲れ果てたおばさんの構図

ー望ましい『フツー』のオンナ…夫の月収20万円で生活できて、自立も自活もしていないこと

果てしなき『何か』との闘い

ーオンナの敵は?…オトコだったらとうの昔にオトコはやられている。結局、オンナの敵は男も女も暮らしにくくシステム化している社会構造にあるのだ

ー結婚とは、アンペイドワーク(無賃労働)を愛という言葉に置き換えるシステムのこと

ー男の愛の本質は支配者による愛である…男尊女卑の家父長制が未だもって生きている以上、この前提は覚えておくべきである

ーオンナとして生きて行く…結婚、出産、介護、離婚、家庭の不和、自分の仕事etc…幸せと言われる項目のいくつかが反目する以上、自分のことを褒めてあげられるのは自分しかいないということ。

感想

タレントという一番『性』を売る商売でありがら、その性に疑問を持ち、フェミニズムのパイオニア、上野千鶴子の元で学んだ著者が語る、自分の日常と性差について。対立構造を作るのは容易だけれど、元々の敵はオトコとオンナではない、ということ。既得権益を手放して立ち向かわないかぎり、この生きづらい社会は治らない、というメッセージ。

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