ケルベロスの肖像の舞台裏

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輝天炎上 (角川文庫)

桜宮の死を司っていた桜宮一族の想念はまだ生きていた・・・

桜宮市の死を一手に引き受け、裏の部分ではその死を利用してきた、東城大のサテライト病院・碧翠院。
全てを暴かれ、桜宮一族とともに碧翠院が焼け落ちてから一年が過ぎようとしていた。

碧翠院事件に関わった人間たちもそれぞれの生活を取り戻していた。
桜宮家の一卵性双生児の片割れ、すみれに想いを寄せ、その最期の瞬間を忘れられない万年落第生・天馬大吉は医者になるべく大学に戻っていた。
天馬はふとしたきっかけで実習研究の題材として桜宮死における死因究明制度を調べることとなる。
ツイン・シニョンの優等生・冷泉深雪とともに教授陣や関連施設の取材をしていく中で、解剖による死因究明とAi(死亡時画像診断)をめぐる確執が浮き彫りとなってくる。

碧翠院の跡地には東城大のAiセンター竣工計画が持ち上がっていた。
しかし、東城大に東城大とAiセンターを潰すという脅迫状が届く。
この一連の事件を起こしたのは、碧翠院とともに焼死したはずの桜宮小百合・すみれの双子姉妹だった。

碧翠院消滅後、逃れた小百合は極北市の監察医・南雲親子の元に身を隠していた。
そこで西園寺さやかの戸籍を手に入れ、医療ジャーナリストとして活動していた。
期は熟したとみた小百合と南雲親子は桜宮に戻り、東城大とAiセンターを潰すべく動き出す。

一方、父・桜宮巌雄のはらかいで焼失した碧翠院から逃されたすみれは、逃げてしまった小百合を追っていた。
以前に作らせた盗聴器で小百合の行動はすみれに筒抜けだった。
すみれは小百合のAiセンター爆破計画を妨害すべく、桜宮家から勘当されて便利屋をしている兄とともに動き出す。

感想

ドラマではいつもこのシリーズはかなり書きかえられてしまうので、海堂尊の面白みが半減してしまいますが、今回もなかなかの傑作です。思わぬところのつながりや裏側を見せていく手法は面白い。ケルベロスの肖像の裏側を描いているので、先にケルベロスの肖像を読んだほうがより楽しめると思います。

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