愛は人間の実存に関わる

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愛するということ

要約 -1. 愛、それは人間の実存の問題にたいする答え-
・人間の根源の欲求は、孤独の克服である。
手段は3つある。
1. 興奮による合一体験
1. 特徴:激烈、肉体精神ともに影響、短期的で周期的
2. 具体例:セックス、麻薬、祭り

2. 集団への同調
1. 具体例:国家、宗教
3. 創造的活動での対象との一体感、世界との一体
1. ex. 芸術、大工

・平等とは?
a「同じように扱う」or「それぞれにあったように扱う」
b. 宗教:みんな神の子であり、みな1つ
c. 啓蒙主義哲学者:(カント) 「何人も他人の目的達成のための手段であってはならない、平等とはすなわち、自分こそが目的であって、けっして他人の手段ではないということである」
d. 現代では「一体」ではなく「同一」を示す

◯愛は実存の問題である。
・共棲的な愛は真の愛ではない。
マゾヒズム、サディズムは互いに依存しており、個では完全性に達しない。
●成熟した愛は、自分の全体性と個性を保ったままでの結合である。
2人が1人になり、しかも2人であり続ける。孤独を克服。
●愛は「能動的」な「活動」であり「落ちる」のではなく「みずから踏み込む」のある。
「活動」:全体集合「感情」において「情熱」と対になる。外界の変化にはかかわりなく、自分に本来備わっている力を用いる。内面的な自由が必要。
能動的感情を行使するとき、人は自由であり自分の感情の主人。
逆の例:「情熱」羨望、嫉妬、野心、貪欲
・愛を特徴付けるものとして、「与える」ことが挙げられる。
◯生産的な人:自分のなかに息づいているもの( 自分の喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなど)のあらゆる表現を与える。
自分の豊かさ・力のもっとも高度な表現。力、富、権力を実感する。
たくさんもっている人ではなく、たくさん与える人が豊かな人。
本当に与えれば、他人をも与えるものにする。相手の中に芽生えたものから得る喜びを分かち合う。
本当に与えることは、相手を単なる対象としてではなく、純粋かつ生産的に関わったときのみ可能。
×与えることは自分のなにかを諦めることである。
×商人:見返りがあるときのみ、与える。
×信心深い人:与えることは苦痛であるからこそすべき
・「与える」愛が可能かどうかは、性格の発展が必要であり、性格が生産的な段階に達しておくべき。
ダメex. 依存心、ナルシシズム的な全能感、他人を利用しようという欲求をもつ。
いいex. 自分の人間的な力を信じる、目的達成のために自分の力に頼る勇気を持つ。
・「与える」以外の愛の表出「配慮」「責任」「尊敬」「知」
・「配慮」愛するものの生命と成長を積極的に気にかける
・「責任」責任がある、とは他人の要求に応じられる、応じる用意がある、という意味
・「尊敬」人間のありのままの姿をみて、その人が唯一無二の存在であることを知る能力のこと。
「尊敬とは、他人がその人らしく成長発展してゆくように気づかうことである。」
「愛する人が、私のためではなく、その人自身のために、その人なりのやり方で成長していってほしいと願う。」
「誰かを愛するとき、一体感を味わうが、ありのまあのその人と一体化するのであって、その人を私の自由になるような一個の対象にはしない。」
・「知る」:尊敬するためには、その人のことを知らなければならない。
「愛の1側面としての知識は核心に届くものがある。」
「自分自身に対する関心を超越して、相手の立場にたってその人を見ることができたときにはじめて、その人を知ることができる。」
「相手が感情を外にあらわにしていなくとも、その人がどうかんじているのかわかる。」

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