大きな謎へと向かう助走。

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夢かさね 着物始末暦3 (時代小説文庫)

この先、一体どうなるの?

中島要さんの着物始末暦シリーズです。
菊とうさぎ、星花火、面影のいろ、夢かさねの4編を収録しています。

相変わらずの面々が着物を巡るあれこれを繰り広げています。
短編だから読みやすい。
人情にほっとして、余一さんの汚れたら洗えばいい、女と着物は何度でも生き直せるという姿勢が相変わらず素敵です。
余一の行動をいちいち勘違いしてしまうお糸ちゃんと、自分の生い立ちを気にして気持ちをひた隠しにしようとしている余一さん。
二人のすれ違いっぷりがじれったい。
お糸ちゃんの気持ちを知りながらも、自分の衝動を抑えきれないおみつちゃんの悩ましさにきゅんとします。

今回は大きな謎へと向かう助走のような印象がありました。
京都から江戸へ進出してくる呉服屋。
商売敵となる綾太郎はもちろん、桐屋、そして余一までそことなにかしらあるらしい。
一体どんなお店なの?
この先どうなるの?
そんなことを思いながら読み終わりました。

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