ビジネスに直結した英語を身につけよう。

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ビジネスコミュニケーションに本当に役立つ英語 Business English Insights

ビジネスコミュニケーションのために、電話会議、電話、プレゼンテーション、ビジネス文化の違いを題材にしながら、英語を活用していく本です。その中でも、「Nemawashi」が面白かったので、まとめました。

Nemawashiは世界標準。

① Nemawashiは日本特有の旧式なビジネススタイルであるという誤解

  • 「根回し」と言えば、密室で行われる有力者による会合のような不透明さを想像する人は日本でも多いようです。しかし、どこの国の人でも、重要な会議に先立って非公式に会議出席者に接触し、相手の意見を聞いたり、相談を持ちかけたりということはしょっちゅうやっています。

② 女性にはNemawashiする機会がないという誤解

  • 日本でのビジネス経験があるアメリカ人実業家は、「Nemawashiはコーヒータイムや食事のとき、更にはカラオケでの飲み会やゴルフ場で行われることが多い。女性はこういった場であまり歓迎されないので不利であり、女性管理職が日本で少ない原因の一つでもある」と分析しています。確かに取引先との関係ではそういった一面もあるでしょう。しかし、社内会議の場合は、女性にもオフィス内での「根回し」のチャンスは多数あります。

③ アメリカのロビイストたちもNemawashiするという誤解

  • よく政治の場でのロビー活動も根回しの一種であると言われます。しかし、時には強引とも言われるロビイストたちの活動は根回しとは言えません。彼らは自分たちに有利なように、自分たちの主張を時には強硬に売り込みに行くのであり、関係者全員に対しての、事前の意見調整を目的とした根回しとは性質が異なります。

④ アメリカではNemawashiをしないという誤解

  • アメリカでは、強い影響力と決定権を持つ者(キーパーソン)が日本よりはっきりしている場合が多いものです。予めキーパーソンの所へ行って概要を説明しておく、という事は欧米のコンサルタントが必ずやることです。これは”pre-meeting”と呼ばれます。これも根回しの一種と言えます。

⑤ アメリカでは日本的Nemawashiはよく思われていないという誤解

  • 最近、MBAでこの日本的根回しがビジネスに有効として注目されているようです。理由として次のような点が挙げられています。

  ・無駄な議論が避けられて、意思決定が早くなる
  ・事前に提案についての意見を聞き、修正ができるので、本会議で却下されることが減る
  ・予め意見調整が成されているので、決定後の不満が出にくい
  ・情報が既に共有されているので、決定次第、実行に移すことができる

  • 中には”The Art of Nemawashi”「根回しの技」と言う論文もあります。

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