知の編集術 編集はおもしろい

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知の編集術 (講談社現代新書)

編集は誰にでもできる

(1)編集は「文化」と「文脈」をたいせつにする
(2)編集はつねに「情報の様子」に目をつける
(3)編集は日々の会話のように「相互共振」をする

文化と文脈を編集する

編集術ではまず、
①情報の海に渦巻く「文化」を相手にしている
②情報を構成している「文脈」を相手にしている

「情報の様子」に目をつける

  • 「堅い編集」ハードウェアタイプの編集。機械的・デジタル型

  • 「柔らかい編集」ソフトウェアタイプの編集 人間の感覚や知覚や言葉やしぐさや行動によって何かが理解されたり伝わっていくこと。アナログ的

編集でいちばん大事なことは、さまざまな事実や事態や現象の「あいだ」にひそむ関係を発見することにある。そしてこれらをじっくりつなげていくこと

「方法が世界の内実そのものなのだ」

編集という方法が広範囲な領域に当てはまり、文化と文脈を重視したコミニュケーションの技法でもある

「柔らかい編集」は新たな「関係の発見」や「相互共振」をするにあたり有効

編集は遊びから生まれる

編集(エディット)と編纂(コンパイル)のちがいを活用

  • コンパイル(編纂)の特徴は「情報の相互規定性」にある
さまざまな情報アイテムや情報フレーズを比較し、その相互の規定関係をはっきりさせる

  • エディット(編集)
コンパイルに比べて、もっと自由な幅をもって情報を編集すること

デジタルだが堅い編集と、アナログだが柔らかい編集の両方を活かすと良い

編集的連続性

何かがつねに、すばやく編集されつづけている

1.自分が新たな情報に向かっているときに、自分がおこしている行為というものは、自分では気がつかないほどに連続的であるということ

2.にもかかわらず、これらの連続的な行為を地と図に分けたり、根っこと枝の芽に分ける目印を自覚することは可能

編集工学による編集術は、この二つが同時進行する

  • 遊びの特徴の理解は編集の本質の理解に共通する
  • 人間の認識・思索・表現などの活動はつねに「編集的連続性」に支えられている
  • 編集は人間の活動にひそむ主題ではなく、方法を取り出すこと

要約編集と連想編集

編集は連想である

  • 要約とは、何かの必要な情報を絞り込みながら、その情報が持っている特徴をできるだけ簡潔に浮きだたせること

そのために切り捨てる情報と選び取る情報とがはっきりしてこなければならない。「図」に強い編集

  • 連想は、その情報によってどんな情報がさらに呼び起こされるのか、そのイメージの範囲をできる限り広げていくこと。「地」を広げていって「図」を変えていく編集。

要約法と連想法は編集術の基本

「略図的原型」をみつける

なぜわれわれは「らしさ」がわかるのか。おそらく「略図的原型」のようなものが働いている

  • ステレオタイプ(典型性)特定の何かや誰かに代表されるモードや「らしさ」
  • プロトタイプ(類似性)一般化できる概念としてのモードや「らしさ」
  • アーキタイプ(原型性)文化や文脈の奥に潜むモードや「らしさ」

要約編集のための多様な技法

①ストーリー性を活かしたダイジェストによる「重点化モード」
②論旨のアウトライン(骨組)だけに焦点を当てた「輪郭化モード」
③一枚ないしは二、三枚の図にしてしまう「図解化モード」
④論旨の背景となっている考え方との関係を組み込んだ「構造化モード」
⑤別のメディアに変換するための「脚本化モード」
⑥ニュースとして伝える目的を持った「報道化モード」

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