この世に生きるものがなぜこのようにあるのかを知りたい 子供だけじゃもったいない傑作ハイファンタジー

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獣の奏者(2) (講談社青い鳥文庫)

世界観

リョザ新王国では神の子孫と言われており伝説では王獣を従えたと言われる真王が国を治め、大公が闘蛇を使って武力でもって国を守っています。
しかし、何の力も持たない真王より、大公が国を治めるべきだという過激派の活動が深刻化しており、国の人たちは嘆いています。
王獣や闘蛇は大切な生き物なので万が一死なせてしまうと、世話係が重い罰を受けます。

あらすじ

幼獣の献上

イアルは父親が死んだその日から、王をその身でもって守る、セザンとして生きてきました。
ある日祝いの席で矢がはなたれイアルと王獣リランを傷つけます。
その矢は王を快く思わない組織が真王を狙って放ったものでした。

ジョウンの息子

ジョウンのもとへやってきてから四年がたち、エリンは十四歳になりました。
エリンの養い親で蜂飼いのジョウンは体の衰えを感じていました。
自分がいなくなったあとエリンはどうするのか?
そんなことに悩んでいると、ジョウンの息子アサンが訪ねてきて、一緒に都で暮らさないかと持ちかけます。
悩んだジョウンがエリンにそのことを話すと、エリンは王獣について学びに、カザルムへと行きたいと言います。

入舎の試し

カザルム王獣保護場では、傷ついた王獣を保護するとともに、王獣について学ぶ生徒を募集しています。
しかし国のお金で生徒の衣食住を賄う代わりに、入学試験はとても厳しいものでした。
エリンはそんな入舎の試しでとても優秀な成績をおさめて、中等二段に編入することになりました。

ユーヤン

ジョウンと別れて新しい生活に不安を感じていたエリンですが、そんなエリンの同級生の少女ユーヤンが明るくほぐします。

光(リラン)

保護場での生活に慣れてきたころ、エリンはリランという王獣の子供の世話に選ばれます。
入学したばかりのエリンを王獣の世話に選んだのは、エリンが優秀なことに加え、唯一野生の王獣を見たことがあるからでした。
リランは祝いの席で人間に傷つけられてから、人を信頼せず餌も全く食べなくなってしまっていました。

それからエリンは、自分が寝る時も食事の時も片時もリランから離れず世話をしました。
しかし、リランは一向に餌を食べてはくれません。

下からさす光

エリンは野生の王獣のことを思い出します。
その時エリンは野生では光は母親のおなかの下からさすものだと気が付くのでした。
早速小屋の下の壁を取っ払うと、リランは竪琴のような声で鳴きます。
この声にこたえてあげられたら、きっとリランは餌を食べてくれる。
そう思ったエリンは、竪琴を持ってきて鳴らします。
しかし、リランは答えてはくれません。
絶望したエリンでしたが、偶然持ち込んだ毛布の中で竪琴がなります。
その音にリランは答えるのでした。

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