ルーズヴェルト・ゲーム

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ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)

池井戸潤

元銀行員であり、銀行を舞台にした作品を多く書く。近年、半沢直樹が大流行したことが記憶に新しい。エンターテイメント色の強い作品を多く描き、組織や企業ではなく人にスポットを当てる作品が多い。

概要

ルーズヴェルトゲームとは、「一番おもしろいゲームスコアは、8対7だ」というフランクリン・ルーズベルトの言葉に由来する。その名の通り、青島製作所は業績だけではなく、野球でも窮地に陥る。かつては強豪と言われていた当社の野球部だが現在では対外試合では負けてしまう状況。また、企業としても不況により業績は芳しくなく、金融機関からリストラ計画の策定を求められる。この本の中には、特に主人公はなく、いろいろな場面での戦いがあり、そのすべてがルーズヴェルト・ゲームの通りピンチから迎える。

登場人物(登場人物が多いので印象に残った人のみ)

  • 細川 充(ほそかわ みつる)

青島製作所社長。アメリカで経営学を修めた後、外資系コンサルティング会社に勤務。その後、青島製作所にヘッドハンティングされ、様々な企業を見て会社を客観的な視点から眺めることができるという長所があることから社長に抜擢される。

  • 大道 雅臣(だいどう まさおみ)
青島製作所野球部監督。野球経験、監督経験は浅いものの、スポーツ科学を専攻しデータを用いた野球をする。高校野球指導者として甲子園出場経験もあるが、高校球児の父兄からの反発で高校野球の監督を続けられなくなったため、高校野球の指導者をあきらめる。

  • 沖原 和也(おきはら かずや)
元高校球児。名門高校のエースであったものの、先輩からのイジメがもとで暴力事件を起こし、野球部を自主退学。派遣社員として青島製作所に勤務。会社内の野球大会のエキシビションで投球を披露したことから野球部の目に留まり、野球部に入部する。

  • 坂東 昌彦(ばんどう まさひこ)
青島製作所ライバル企業のミツワ電器社長。営業畑出身であり、セールスが得意。ミツワ電器も社長同様にセールスを命としている会社であり、他社と同様の製品を他社よりも低価格で提供することで売上を伸ばしている。

  • 村野 三郎(むらの さぶろう)
前青島製作所野球部監督で現在のミツワ電器野球部監督。アマチュア野球会では名の通った人物であり、青島製作所からエースと四番バッターを引き抜いてミツワ電器の野球部監督に就任。強い方に付く。

感想

読み物として面白かった。ただし、もう少し野球の試合の描写があればもう少し面白くなるのではないか。映像よりも本の方が面白い作品だと思う。

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