「下流社会」一億総中流から中流がいなくなる世界へ

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下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

本著「下流社会」のあらすじ

かつて高度経済成長で目覚ましい発展を遂げてきた日本。
「一億総中流」と呼ばれた社会が形成された。
「一億総中流時代」では、「下流が中流に」「中流が上流に」
という階層構造の変化が起きた。

一方、「失われた20年」を経験している現在日本。
かつて中流を生み出した経済成長は終わり、
バブル崩壊、リストラ、非正規雇用、給与カットと
中流を下流に押し戻す力が働いている。

下流を増加させ、格差が広がる日本。
本著がこの現状を分析する。

下流に属していると意識している人が増加している日本

  • あなたの生活水準は「上流」「中流」「下流」どれに属しますか?
  • 「中流の中」と回答する人が減少している。60%→50%に減る
  • 2010年代後半には、「上流」15%「中流」45%「下流」40%?
  • 「中流」に物を売るノウハウより「上流」に物を売るノウハウを

団塊ジュニアの下流化意識

  • 所得が急増した親のスネをかじって過ごした人が多い世代
  • 1ドル80円時代を大学生で過ごし、ブランド物の消費性向が強い
  • 社会人になる頃には、経済が落ち続ける日本の現状にさらされる
  • 学生時代の優雅な生活から下に下がる意識を持つ者が多い

下流層の特徴(あくまで傾向)

【男性】

  • 「自分らしさ」「自己実現」を追い求める傾向が強い
  • 「自分らしさ派」に未婚、子供なし、非正規雇用が多い
  • ひきこもり、インターネットが趣味
  • 一人でいることが好き

【女性】

  • サブカルチャー的な趣味が多い
  • ダンス、舞踊、絵画、イラスト
  • 一人でいることが好き

下流意識を持つものの意識の低下

  • 最後は誰かが何とかしてくれると考えている人が多い
  • 決めた事を即実行しない
  • だらしない → 恋もできない

上流層と下流層

  • 自分らしさが重要と言いながら、努力もせずにぶらぶらする中途半端な人間たち
  • 同じ世代でも、同じ時間にぐーたら過ごす人々とスーツを来てキビキビ働く若者の違い
  • 上流と下流は相容れず、双方の気持ちを理解しがたい
  • 仕事ができないために残業が増え、給与を多くもらえる若者。
  • 仕事ができるために残業が減り、給与が少なくなってしまう若者。
  • 感想

    経済のパイが小さくなり、これまで中流だった人々が、どうしても下流に落ちざるを得ない経済状況になっている。中流の下の人は下流予備軍となる。上流の人々は子供の教育に熱心であり、下流の人はあまり熱心ではない。この差が生まれることで、上流の子は上流、下流の子は下流にいきやすく、
    貧困のスパイラルに陥る。自分自身もそうだが、自立心をもって自分の身は自分で守る、必死に生活をしていかなければ、今後は満足のいく生活ができなくなるのは必至である。

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