高学歴ワーキングプア 自殺率の高い博士号過程修了者達・・・

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高学歴ワーキングプア  「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)

今の日本は、若者に将来の負担を押し付け、
大人達は既得権益の上で悠々と暮らしているという。
その1つの典型例として「大学院」がある。
高学歴で日本の頭脳といえる人達が、30代になっても職につけず、
フリーター化する裏側には、既存教授陣の既得権益を守るための力が
働いているそうだ。 日本の頭脳ともいえる若手博士達の苦悩の現状が分かる。

博士と言われる人達の自殺者が多い。

  • 日本人の自殺者の人口比は0.024%
  • 大学博士課程修了者の「死亡・不詳の者」は11.45%
  • 博士号取得者で、フリーターの者は1万2000人以上
  • 大学院生は増える一方で、戦後最大(自殺予備軍が増える)

博士号取得後に職はない

  • 35歳までになる必要があるポスドクに空きがない
  • 大学で職を見つけられれば年収600万。フリーターで年収200万円
  • 研究とバイトにつぎ込んでも、専任教員になれず35歳で研究の道を諦める
  • 専任教員等大学で職が見つけられれば、一生安泰
  • 博士号取得後に研究を続けるならば、大学に学費を払い続ける必要がある

論文を書かない裕福な教授と論文を書き続ける貧乏博士号

  • フリーター博士号1年で「書籍1冊、論文3本、英語論文1本」
  • 論文をほとんど書いてない教授が大多数
  • フリーター博士号は、その激務の中、アルバイトをこなし、授業料も払う
  • 努力の結果、フリーター脱出ができる専任教員には半分もなれない。
  • 専任教員になっても、大学時代が潰れる時代

教授という既得権益

  • 一度専任教員以上になってしまえば、リストラはない
  • リストラがないためポストがあかない。
  • 院生、博士過程は増える一方で、教授陣の給料を払う授業料母体が増え続ける

高学歴ワーキングプアの活かし方

  • 情報収集能力、情報整理能力、情報発信能力に長けている
  • 博士号取得者はフリーターであっても言うまでもなく専門知識が深い
  • コミニケーション能力も高い。そうでないと研究室でやっていけない
  • 専門家と一般人を繋ぐ、橋渡し・通訳としての役割を
  • 感想


    今の日本は、既得権益が若者を潰す構造になっていると薄々感じてましたが、
    この本の情報が全て正しければ、、大学というところは、とんでもない既得権益の世界だと改めて認識した。社会に出る前の学生・・・就職か研究か、手探りで生きている中で、一部の学生を博士課程に取り込み、その授業料が教授陣の給与、大学の運営経費になる。ひどい。そして若者は、大学で専門の職につけず、フリーターとして生活をし続ける。いつの間にか30代後半。目も当てられない。年金ももらえない。日本はどうなってしまうのか。。

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