花粉症はアレルギー反応! 花粉症のメカニズムとは

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サーファーに花粉症はいない ~現代病の一因は「ビタミンD」欠乏だった!~

花粉症とは

花粉症とは、「花粉が原因のアレルギー疾患」で、目や鼻などの粘膜で、身体の免疫機構が花粉を、細菌と同じように「身体に害を及ぼす危険なもの」と判断して、これを排除しようとする身体の働きの結果です。具体的には、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが続きます。

そして、花粉症の70%はスギ花粉によるスギ花粉症です。植林政策によってスギ林が国土の12%を占める日本において、5人に1人が発症しています。いわば国民病で、地域差があり、スギの花粉量が少ない沖縄や北海道では罹患率が少ない傾向があります。

春先にはスギ、ヒノキ。初夏にはイネ科、秋口にはキク科、それぞれ花粉が飛散するので、春以外でも花粉症の症状がある方もいらっしゃいます。年中症状がある方は、花粉以外の通年存在する抗原、ハウスダストなどに対する、通年性のアレルギー性鼻炎である可能性があります。

花粉症のアレルギー反応

花粉症はアレルギー性疾患の一種です。生存に必須な免疫反応の中で、人体に不都合な免疫の反応を、特に「アレルギー」と呼んでいます。免疫反応とは、生体防御システムの一部で、微生物(寄生虫からウイルスまで)や異物の排除と再侵入(再発)防止を担います。がん細胞をやっつけることも免疫の仕事です。

免疫の最前線は、外界と接する身体の表面、具体的には皮膚および粘膜です。粘膜面はヒトの場合、なんとテニスコート1.5面分の広さがあり、皮膚はその200分の1。つまり体表面のほとんどは粘膜といえます。

そして、緻密な免疫システムによって、私たちの身体は、「自己と非自己」を認識し、恒常性を維持、生命を維持しています。全く違う病気に見える、アレルギー、がん、自己免疫疾患(リウマチなど)も、実は発症の根底には同じ問題があります。どれも免疫システムが正しく働いていないことから起こってくる病気である、ということが近年わかってきました。

ただその原因は多様かつ複雑で、簡単に治すことはできません。その上、症状の押さえ込み(対症療法)に終始しがちな古典的医療は、病気の根本治療を難しくしています。しかし、急速な科学の進歩で、免疫系のメカニズムが今、明らかになりつつあります。病気のメカニズムを解明して根本的に治療する医療が今後主流になっていくことは間違いありません。

最新の医学では、アレルギーが起こるのは免疫システムが「悪い」のではなくて、それを取り巻く環境や条件に責任があることが多いということが、明らかになってきました。つまり、アレルギーは本来「悪者」ではなく、ヒトの身体が自分を守ろうとする、そもそもは身体に備わった必須の反応である。

ところが、訳あってそのバランスに問題が生じている。その結果が、「人間にとって都合が悪い」アレルギーなのです。

花粉症とはどんな病気か?

人体には、幾代もの歴史の中で、慣れ親しんでいる物質とそうでない物質があります。そして、慣れ親しんでいない物質に対しては、たとえ害がなくても、異物として排除しようとする場合があります。

スギの木は日本に古来からあり、日本人にとってスギ花粉は慣れ親しんできた物質の1つです。しかし、かつては花粉症という概念がないくらい病人が少なかったのに、戦後からだんだん花粉症が増えてきています。

その最大の理由は、本州を中心としたスギの木の植林です。スギ花粉の多い地域の人が全員、花粉症を発症したのであれば、それは仕方のないことかもしれません。ところが現実には、花粉症を発症する人としない人がいます。

これは、がんになる人と、ならない人がいるのと同じで、個人差が大きいのです。発症した人もしない人も、それぞれが異なる遺伝的背景と環境的背景(生活習慣など)を持っており、発症した人の場合はそうした要素が複雑に関連し、時間を経て、その病気が完成するわけです。

つらい症状の正体は「抗原抗体反応」

花粉症の症状は、抗原抗体反応によって起こります。これは、生体防御システムの一部である免疫の基本となる重要な反応です。有害な生物やウイルス、物質が身体に入ってくると、この反応が起こります。その主役が抗体です。

抗体は5つありますが、そもそもの仕事は侵入物(抗原と呼ぶ)の中和(無害化)で、抗体の大部分がその仕事に従事しています。抗体は抗原に対して特異的(その抗原専用)に作られ、抗原が一度体内に侵入した時に、リンパ球系(白血球の半数を占め、もっぱら侵入物に特異的な攻撃や再侵入予防を専門に行っている細胞の系)の活動の一環として、この抗体が作られます。

そして、抗原が再侵入しようとする時に、抗原にくっつくことで中和して、再感染を防ぐことが、抗体の主な仕事です。

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