無料サービスや商品が当たり前!フリーからお金を生みだすビジネスモデルのヒント

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フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

引用まとめ

■4つのビジネスモデル
①直接的内部相互補助:無料で初回製品を提供してから、有料の追加製品が必要となる
②三者間市場:広告収入依存モデル。製造者は広告主へ有料で広告枠を販売して、無料でユーザーへコンテンツを提供。一部ユーザーは広告商品へ課金。
③フリーミアム(ネットの5%ルール):不特定多数のユーザーへ低コストでサービスを提供して、一部(5%)ユーザーの売り上げで成り立つビジネスモデル。
④非貨幣市場:無料で商品を提供して、お金以外の見返りを見込む。サンプル品の口コミレビューやウィキペディアなど。
■ネットの世界は常にデフレ状態なので、今日のコストや過去の実績で価格を決めるのではなく、明日そうなっているであろうコストを基に決めるべきである。
■20世紀はアトム(物質)の時代で、21世紀はビット(情報)の時代である。 クリス・アンダーソン
■タンポポの考え方(SF作家のコリィ・ドクトロウ):タンポポの種子は大半が無駄になるが、「タンポポの視点から見ると、種子の損失は重要ではない。タンポポが望むのはあらゆる繁殖の機会を利用すること」潤沢な物は管理する必要はないという考え方。
■グーグルは、コレは儲かるかという発想からサービスを始めることはない。ユーザーはコレを欲しがるだろうかという問いかけのみによって、新しい物を生み出し続ける。儲け方は後から考える。何しろランニングコストは安いので、損失を被る心配もない。
■無料で提供しすぎると顧客はアップグレードを考えないし、出し渋るとアップグレードをしたくなるレベルまで使い込んでくれない。バランスが大事。
■1ペニー(ドル)・ギャップ:ベンチャーキャピタリストであるジョシュ・コペルマンの造語。たとえ1ペニーでも、有料になった場合の影響は大きい。

読後の感想

つい2-3年前まで無料というサービスは、オマケだからこそ無料なのであって、そこへ大きな期待や充実を求める事もなかった。暇だしタダだから試してみるか、タダだからこんなものだな。という図式が成り立っていたのだ。
しかし、昨今の無料サービス、特にネットの中では異変が起きていると、本書を通じて改めて理解する事が出来た。無料はオマケなのではなく、売り上げや有料へ繋げる為の有効な手段なのだ。
ただし、扱いが難しいのも事実。例えばあるiphoneアプリは、無料で非常に人気があったが、iadにより広告が挿入されるようになると、ユーザーは一気に冷めてしまい、評価も著しく下がっていた。
一方で、EA(アメリカの大手ゲーム会社)は既存のパッケージゲーム、コンシューマゲームの概念を大きく覆し、ゲーム購入後に課金アイテムをオンライン販売したり、無料で追加アイテムやゲームを提供している。しかもユーザービリティーが逸脱で、ユーザーはゲームをしている内に自然とネットストアで買い物をしている。
無料サービスや商品が当たり前になるのは時間の問題だが、その後どのように利益へ繋げるか。企業は真剣に考える必要があると身にしみて感じた。

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