【要約】 ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

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ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

<第一章 時代を超えた成功の法則>
・良好(グッド)は偉大(グレート)の敵である

■概念の枠組み

1.第五水準のリーダーシップ
2.最初に人を選び、その後に目標を選ぶ
3.厳しい現実を直視する(だが、勝利への確信を失わない)
4.針鼠の概念(3つの円の中の単純さ)
5.規律の文化
6.促進剤としての技術
7.弾み車と悪循環
8.ビジョナリーカンパニーへの道

<第二章 野心は会社のために -第五水準のリーダーシップー>
■第五水準までの段階
 ・第一水準 有能な個人
 才能、知識、スキル、勤勉さによって生産的な仕事をする。

 ・第二水準 組織に寄与する個人
 組織目標の達成のために自分の能力を発揮し、組織の中で他の人たちとうまく協力する。

 ・第三水準 有能な管理者
 人と資源を組織化し、決められた目標を効率的に効果的に追及する

 ・第四水準 有能な経営者
 明確で説得力のあるビジョンへの支持と、ビジョンの実現に向けた努力を生み出し、これまでより高い水準の
 業績を達成するよう組織に刺激を与える。
 

 ・第五水準 第五水準の経営者
 個人としての謙虚と職業人としての意思の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、
 偉大さを持続できる企業を作り上げる。

●第五水準のリーダーシップ二面性●
職業人としての意思の強さ
・素晴らしい実績を生み出し、偉大な企業への飛躍をもたらす
・どれほど困難であっても、長期にわたって最高の実績を生み出すために必要なことはすべて行う固い意志を示す
・偉大さが永続する企業を築くために基準を設定し、基準を満たせなければ決して満足しない。
・結果が悪かったとき、窓の外ではなく鏡をみて、責任は自分にあると考える。
他人や外部要因や運の悪さのためだとは考えない。

<第三章 だれをバスに乗せるか -最初に人を選び、その後に目標を選ぶー>
飛躍を導いた指導者は、三つの単純な真実を理解している。
第一に「何をすべきか」ではなく「誰を選ぶか」から始めれば環境の変化に適応しやすくなる
第二に適切な人たちがバスに乗っているのであれば、動機づけの問題や管理の問題はほぼなくなる
第三に不適切な人たちばかりであれば、正しい方向がわかり正しい方針がわかっていても偉大な企業にはなれない。

要点は
適切な人をバスに乗せ、不適格な人をバスから降ろし、その後にどこに行くかを決めること
偉大な企業への飛躍には、人事の決定に極端なまでの厳格さが必要

■「一人の天才を一千人で支える」方式をとらない
・「一人の天才を一千人で支える」方式(比較対象企業)
第四水準の経営者 → 最初に目標を選ぶ(バスの目的地についてのビジョンを決める。バスの道筋を示す地図を作る) → その後に人を選ぶ(ビジョンの実現のために能力の高い「兵士」を集める)

・第五水準の指導者+強力な経営陣
第五水準の指導者 → 最初に人を選ぶ(適切な人をバスに乗せる強力な経営陣を築き上げる)
→ その後に目標を選ぶ(適切な人材が集まった後、偉大さへの最適の道を見つけ出す)

人を入れ替えようと思った時の2つの問い
第一にバスから降ろすべきかではなく、採用すべきかが問題だと想定した場合、
その人物をもう一度雇うだろうか
第二にその人物がやってきて、素晴らしい機会があるので会社を辞めると話したとするなら、
深く失望するだろうか、それともそっと胸をなでおろすだろうか

・第三の実際的な方法 -最高の人材は最高の機会の追及にあて、最大の問題の解決にはあてない
事業を売却するときに基本的に人と一緒に売ってはいけない

偉大な企業への飛躍は、経営陣が、一方では最善の答えを探し出すために活発に議論し、
時には激論を交わさなければならない。
その一方では、方針が決まれば、自分が担当する部門の利害を超えて決定を全面的に支持しなければならない。

<第四章 最後には必ず勝つ -厳しい現実を直視するー>
■「事実は夢に勝る」
偉大な企業は比較対象企業と違って、厳しい現実を認識して、偉大な企業への道を絶えず見直している。

<第五章 単純明快な戦略 -針鼠の概念ー>
「狐はたくさんのことを知っているが、針鼠はたった一つ肝心要の点を知っている」

■三つの円
偉大な実績に飛躍した企業と比較対象企業との間には、戦略に二つの基本的な点で決定的な違いがあった第一に、飛躍した企業では戦略の策定の基礎として、三つの主要な側面を深く理解している。
第二に、飛躍した企業ではこの深い理解を単純で明快な概念にまとめ、この概念をすべての活動の指針にしている。これが「針鼠の概念」である。

①自社が世界一になれる部分はどこか(同様に重要な点として、世界一になれない部分はどこか)
②経済的原動力になるのは何か
③情熱をもって取り組めるのは何か

<第七章 新技術に振り回されない>
偉大さへの飛躍を導いた経営者は、何かを作り上げたいという深い欲求と、高い理想を純粋に追い求める自分自身の衝動とに動かされている。これに対して、凡庸さに陥り、凡庸さから抜け出せない体質を作った経営者は、取り残されることへの恐怖に動かされている。

<第九章 ビジョナリーカンパニーへの道>
■永続する企業に不可欠なもうひとつの要因
 永続する偉大な企業は、株主に収益を提供するだけのために事業を行っているわけではない。
 ほんとうの意味で偉大な企業にとって、利益とキャッシュフローは健全な体にとって血と水のようなものである。
 生きていくには必要不可欠だが、生きていく目的ではない。

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