【要約】 リーダーシップの旅 見えないものを見る (光文社新書)

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リーダーシップの旅  見えないものを見る (光文社新書)

<序章 「リーダーシップ」はなぜ心に響かないのか>
■リーダーシップに興味がわかない皆さんへ
 リーダーシップとは、私たち一人一人が自分の生き方、仰々しく言えば生きざまを問うことだ。

 この本で強調したいことは、リーダーを目指してリーダーになった人はいないということ。行動の積み重ねの結果としてリーダーになる。

 「他の人が見ない何かを見てみたい」という意志をもつあらゆる人の前に、リーダーシップへの道が開けている。

 ポイントは権力や仕組みで人を動かすのではないという点
 フォロワーがリーダーに見て取るのは生まれつきの資質ではなく、"行動"だ

<第一章 リーダーシップの旅>
 三人称のフォロワーによる帰属でもなく、社会による公認でもない、一人称で自分が「見えないもの」を見たいと頭で考え心の底から願う気持ち = リード・ザ・セルフ

・エマージェント・リーダーから問い直す
 リーダーのより大きな役割は、自らタスクを作り出すこと。状況に反応するのではなく、時代の流れを感じながら行動する。

<第二章 なぜリーダーシップが必要なのか>
 ・トップの落とし穴
  マネジメントをあえて極端に概念化すれば、目標達成や問題解決のために手順を組み、経営資源を配分すると同時に、人員を配置し、進捗を監督すること。
  上位に位置する人が買いに位置する人を権限で統率し、組織を統制していくこと。

 ・リーダーシップの不純物
  「指揮系統下にいない応援団がどれだけいるか」を試金石と考えている。

 ・リーダーシップとマネジメントは具体的にどう違うか
  リーダーシップとマネジメントは、その役割、人とのかかわり方・影響のあり方、扱う対象・挑戦する対象がかなり異なっている。
  

  リーダーは「創造と変革を扱う」
  マネージャーは現状を維持するか少しずつ、漸進的に変えていく

  ①「見える」か「見えないか」
   リーダーは「見えないもの」を見る
   マネージャーは「見えるもの」を分析し、それらに受動的もしくは能動的に対応しながら斬新的に問題を解決していく。

  ②「人としての働きかけ」か「地位に基づく働きかけ」
   リーダーが人々の価値観や感情に訴え、共感・共鳴を得て、賛同者・支持者のネットワークを広げていく。
   

   マネージャーは組織の成員に対して地位に基づく権威、権限をもって働きかける。
  ③「シンクロ(同期化)する」か「モティベートする(動機づけ)する」か
   リーダーは、人々の内在的な意欲に基づく自発的な行動を誘発し、同じ方向へ向かって歩みをともにする
   マネージャーは、飴とムチを使って人々の行動を管理しある方向へ向かわせようとする。

<第三章 旅の一歩を阻むもの>
 ・旅の原動力となるもの
  「夢と志」
 

  自分が本当にやりたいことが見えてくるのは、一定の年齢に達してからであって、それ以前にまず”信頼”の土台がないとリーダーシップは発揮できない。

 ・「不毛な忙しさ」にとらわれる私たち
  本当に必要で意義があり、真の充足感をもたらしてくれる何かについては、まったく達成できていない状態。不毛な多忙

 ・不毛な多忙にはモメンタム(慣性力)があって、一度その中に絡めとられてしまうと、加速度がつき、そのまま走り続けてしまう。

 ・肩書きやポジションで勝負するのではなく、一個人として、顧客や取引先、そして社会と向き合う。

<第四章 旅で磨かれる力>
 ・リーダーに求められる資質をあえて要素分解するならば、「構想力」「実現力」「意志力」「基軸力」の4つの力だと私は考える。
 中でも重要なのが”意志力”と”基軸力”である。

 ・知行合一(頭と心を一致させる。)を引き出し、支える意志の力
  誰かにまたは、何かにモチベートされるだけでは足りない。
  外から与えられたものは、状況の変化の中で意味をなくしてしまう。

 ・エクスキュート、とこどんやり抜く
  経営幹部を意味する「エグゼクティブ」とエクスキューとは同義語 = とことんやり抜く、逃げない

<第五章 返礼の旅>
 ・利己と利他のシンクロナイズ
  企業経営とは、自分の夢を実現することではなく、現在はもちろん将来にわたっても従業員やその家族の生活を守っていくこと

 ・心の方程式によって支配したり、達成だけを旗印に前進するような仕事のやり方は、やがて破綻をきたす危険性がある。

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