「アイデア」ビジネスにかぎらず、ビジネスの考え方の王道あり

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マーケットと儲けのネタをヒモづけよう! ビジネスマンのための「儲かる発想」 (講談社BIZ)
  • 本書のタイトルにある「マーケット」という市場(どれくらいのニーズがあるか、その規模、例えばペット市場何兆円とか)と、「儲けのネタ」(ビジネスアイデア、ペットにもスマートフォンが必要みたいなネタ)を組み合わせること、それが「儲かる考え方」だと言う。

  • 本書はこの内容を著者の実際例と、その考え方を平易かつ短いが、無駄なくしっかりと伝えている。
  • 全17話だが、150ページと短いため、小見出しタイトルがざっくりした要約となっている

第一話 会社のロゴをQRコードにする

QRコードを名刺に入れるのがどうしてもカッコ悪い→ならば、会社ならほぼすべてある「会社ロゴ」をQRコード風にすればいいのではないかという話。

第二話 広告入りの傘を売る

靴屋さんの売上を上げるために、現場をみて気づいたエピソードです。傘を貸すことで靴屋さんの認知度を上げて、売上アップにした話。

第三話 サンプルを有料で売る

逆転の発想で、化粧品の口紅を無料サンプルでなく、有料サンプルとして、利用者に初期コスト(口紅一個の値段)を求めるが、後で同額チケットがもらえて実質無料というアイデアを実践した話。

第四話 水をiPodよりも高額で売る

マーケットと儲けのネタをひもづける例として、水は砂漠であれば例えばiPodよりも(今ではiPhoneとか皆が欲しがる人気のプロダクトの象徴)高額になるという話。

第五話 1枚のメモを1億円にする方法

ここで著者が日常で歯医者予約を忘れてすっぽかしたケースを元にビジネスにした話。

第八話 8倍長持ちする電球の使い道

LED電球を家庭でなくホテルなどで天井が高いところで、電球を変えるのが大変(高いとハシゴやプロがやらないと危険ですよね)ということで、交換コストが1/8になるという視点。

第九話 青いTシャツがなぜバカ売れしたのか

サッカーのワールドカップで公式の青いシャツが買えないけれど、雰囲気として欲しい人向けに販売した話です。

第十一話 これが僕のアイデアビジネスの方法

日常の中から何がつながるかを、再整理しています。例えば大きなビジネスは大きな組織が必ずしも必要ではないなどです。

第十二話 アイデアビジネスをスタートするための7DAYSトレーニング

7日間という設定で、こうすれば実際にアイデアビジネスができるというトレーニングの仕方が書かれています。最後のダメ元で提案というのがポイントだと思います。

第十三話 趣味でもとことんやれば大成功する

著者の時計とくにアンティークの時計の趣味から、実際に骨董市で仕入れて売るという話。

第十四話 稼ぐ目的を持つと稼げるようになるものだ

自分の感覚と近いマーケットのほうが成功しやすいなどの話。

第十五話 ディズニーランドのお客はアトラクションを買いに来るのか?

チケット自体は紙切れで、お客はその楽しめる体験を買いにくる。キュウリを調理してきれいに仕上げると店で立派な値段となる。そういう感覚を当たり前として身に付ければアイデアビジネスは成功しやすい。

第十六話 選択肢を一つに絞ると次の一歩がすぐに出るようになる

第十七話 だれでも公平にある財産が与えられている

これは時間のことですね。著者は平日の夜空き時間を利用して飛行機で中国へ旅行する際に知り合ったビジネスマンと懇意になり、ワインで安くておいしいものを知り、紹介してビジネスにしたという話。

感想

ビジネスにとってアイデアは必須であるし、またそのアイデアをどう形にするかということを真剣に考えている人にはかなり役立つ良書。アイデアはあるが形に出来ない人は、例えば本書を読むと、下調べが足りないとか、ニーズとして誰か売れる人がいそうという見込みがない、自分が好きでない商品を売ろうとしている、または誰かに儲かるからやるという動機でやるなど、何かミスっている点が見えてくると思います。誰にとってもメリットがある、かつ最後に自分の利益を考えるという視点は、そんな良い企画やアイデアはないとか、自分の利益がないのをやるのかという批判がありそうですが、そうではなくて、まず他の関係者がメリットがないと動かないし、自分の利益がないのでなく最後に設定するという順序の話です。ぜひ、日常の気づきをこれで多くの人がビジネスに変えるようになって欲しいと思い、このまとめを作成しました。ぜひチャレンジしてみてください!

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