栄養ドリンクに使われる、毒性の強い合成保存料の安息香酸Na

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栄養ドリンクは毒性が強い?

元気を出したい時や疲れた時、風邪気味の時などに、栄養ドリンクを「グビッ」と飲んでいる人も多いと思います。種類はいろいろありますが、いくつかの栄養ドリンクには合成保存料の安息香酸Naが使われています。また、清涼飲料にも、それが使われているケースがあります。いずれも糖分やその他の栄養成分が腐敗するのを防ぐことを目的としています。

安息香酸Naとは

安息香酸Naは、細菌、カビ、酵母などいろいろな微生物の繁殖を抑える力があります。水によく溶けるので、水分の多い製品に使われます。ただし、アルカリ性になると、その力が弱まってしまうため、酸性の食品に使われています。

安息香酸Naは毒性が強く、2%および5%含むえさでラットを4週間飼育した実験では、5%投与群ですべてが過敏状態、尿失禁、けいれんなどを起こして死亡しました。

清涼飲料の場合、安息香酸Naの添加できる量は、原料1㎏あたり0・6g(安息香酸として)です。したがって、製品に含まれる量は最大で0・06%ですが、安息香酸Naは、動物実験でも分かるように毒性が強いので、胃や腸などの細胞に影響がないのか懸念されます。

絶倫系飲料に入っている安息香酸Naが発がん性物質に変化

さらに安息香酸Naは、ビタミンCと反応して、人間に白血病を起こすことが明らかになっているベンゼンに変化するという問題があります。安息香酸Naとベンゼンは、化学構造が似ているのです。ベンゼンは、安定性がよくてなかなか壊れません。そのため、体内に入ると異物となってグルグルめぐり、とくに造血器官である骨髄に悪影響をもたらし、白血病を引き起こすと考えられます。

ベンゼンが人間に白血病を起こすことが分かったのは、20世紀前半のことです。靴製造の盛んだったイタリアでは、それに従事する人の間で白血病が多く発生していました。その原因として疑われたのが、にかわの溶剤として使われていたベンゼンでした。すでにベンゼンが骨髄に作用して貧血を起こすことは、19世紀末頃には知られていました。

そして1928年、フランスの研究者が、ベンゼンによると思われる最初の白血病の報告を行ないました。その後、イタリアでは白血病の患者が多く発生し、その割合は諸外国に比べて数倍も高いものでした。靴工場では、にかわを扱う職場の空気中に含まれるベンゼンの濃度が200~500ppmと高く、そこで働く人々が白血病になる確率は、通常の人の20倍も高かったといいます。

健康のために飲む栄養ドリンクに発がん疑惑物質が!?

そのため、イタリアでは1963年以降、にかわやインクにベンゼンを使用することが禁止されたのです。なお、WHO(世界保健機関)のIARC(国際がん研究機関)は、ベンゼンをグループ1の発がん性物質、すなわち「ヒトに対する発がん性が認められる」化学物質として指定しています。IARCがヒトに明らかにがんを起こす化学物質として指定しているものはそれほど多くありませんが、そこにベンゼンが入っているということなのです。

なぜベンゼンががんを起こすのか?

それは、DNAの塩基に似ているためと考えられます。ベンゼンは塩基に似ているため、骨髄の細胞に入り込んでDNAの構造を変えてしまい、その結果、細胞の突然変異が起こり、がん化につながるのではないかと考えられます。

ということは、安息香酸Na自体にも発がん性の可能性があると考えられるのです。安息香酸Naの基本的な化学構造はベンゼンと変わりません。したがって、DNAの塩基に作用して、突然変異を起こす可能性は否定できないのです。

発がん性の疑いの晴れない合成甘味料サッカリンNa

それ以外にも避けたい添加物は、合成甘味料のサッカリンNaです。これには発がん性の疑いがあるからです。実は、サッカリンNaは1973年4月に発がん性があるという理由で、いったん使用が禁止されたことがあるのです。

サッカリンNaに発がん性があるという情報はアメリカからもたらされました。サッカリンNaを5%含むえさをラットに2年間食べさせた実験で、子宮がんや膀胱がんの発生が認められたというのです。そこで旧・厚生省は、使用を禁止する措置をとりました。

ところが、その後、実験に使われていたサッカリンNaには、不純物が含まれていて、それががんを発生させたという説が有力になりました。そのため、同じ年の12月、使用禁止が解かれて、再び使えるようになったのです。そして、今も使われているのです。

1980年に発表されたカナダの実験では、サッカリンNaを5%含むえさをラットに2世代にわたって食べさせたところ、2代目のオス45匹中8匹に膀胱がんが発生しました。しかし、さらにその後、サッカリンNaに発がん性がないことを示す実験結果が発表されたりして、いまだに使用が認められています。

握り寿司のほか、歯磨き剤に使われるサッカリンNa

現在、サッカリンNaが添加された食品はそれほどありません。ただし、スーパーで売られている握り寿司に使われているケースがあります。添えられているショウガの漬け物に添加されているようです。また、酢ダコにも使われています。

なお、サッカリンは水に溶けにくいため、あまり使われず、通常「サッカリン」といえば、サッカリンNaのことです。サッカリンにNaが結合したものです。

さらに問題なのは、歯磨き剤にも使われていることです。サッカリンNaを配合した歯磨き剤はとても多いのです。歯磨き剤は食品と違って、胃のなかに入れるものではありませんが、水で口をすすいでもサッカリンNaなどの成分が微量残って、徐々に胃のなかに入っていくと考えられます。そして、腸から吸収されます。

サッカリンNa入りの歯磨き剤を使って歯を磨くということは、それを毎日口に入れるということです。胃に到達するサッカリンNaはごく微量でしょうが、発がん性物質には「しきい値」がありません。

したがって、サッカリンNaに間違いなく発がん性があるとすると、微量であっても毎日胃の細胞に作用した場合、あるいは腸から吸収されてそれがほかの細胞に作用した場合、がんになる確率は高まると考えられます。ですからサッカリンNa入りの歯磨き剤の使用はやめたほうが賢明といえます。

感想

食品添加物って知らないと本当に怖いですよね、、

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