中小企業のマーケッター必見!ブルー・オーシャン戦略入門書。

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ポケット図解 ブルー・オーシャン戦略のツボがよーくわかる本

市場地位の類型

リーダー:シェアNO1
チャレンジャー:リーダーに次ぐシェア
フォロワー:リーダーに追随する商品を低コストで提供→将来的にはジリ貧に。
ニッチャー:独自の市場を築きリーダーへ。既存市場の延長上にある「市場階層型」ではなく、全くの新市場を開拓して「市場転換型」を目指す。

大手企業が参入しづらい4つの市場領域

1、業界常識から逸脱しているため、大手企業が無視する領域
2、大手企業にとって市場規模が小さく、魅力がない領域
3、既存のブランドイメージに逆行する領域
4、現状のビジネスモデルや業務プロセスにこだわりを持つ領域

事業戦略とは

戦略とは「企業活動の将来に向けた方向性を示したもの」であり、戦略を実現するための具体的な対応策を戦術という。戦略にはコンセプトが重要で、事業コンセプトには次の3つの要素が含まれる。
1、ターゲット顧客
2、顧客ベネフィット(ニーズに応じた便益)
3、提供するための独自な仕組み

戦略の策定

レッド・オーシャン戦略の場合、環境分析→市場細分化とターゲット設定→ポジショニング→4P施策→PDCA実施が一般的であった。ブルー・オーシャン戦略ではプロセスが異なり、特に市場細分化を行わずに、新たな市場を想定する部分が大きく事なる。

【ブルー・オーシャン戦略策定の6ステップ】
1、プロジェクトチームづくり(MAX8人まで。それ以上は効率が悪くなるだけ)
2、現状分析(ライフサイクル分析、市場地位分析、SW分析)
3、現状の戦略キャンバスを作成する
4、新たな顧客価値の抽出と仮説づくり
★6つのパスで新価値を発送する
パス1→代替財や代替サービスに目を向ける
パス2→業界内の戦略グループを見渡す
パス3→顧客を定義し直す
パス4→補完財や保管サービスに目を向ける
パス5→機能志向と感性志向を切り替える
パス6→将来トレンドを見通す
パスα→規制の業界ルールや慣習を見渡す
5、仮説検証と新たな戦略キャンバスづくり(観察、インタビュー、新たな戦略キャンバスづくり)
6、ビジネスモデルの構築

マスタープランの策定(フレームワーク例)

1、事業の目的とその背景
2、事業コンセプト(ターゲット顧客、顧客ベネフィット、ベネフィット提供する独自の仕組み)
3、市場規模(未開拓市場は算出が難しいので、代替市場を参考に算定する)
4、5年後のビジョンを明確化(定性、定量)
5、新商品開発計画の概要
6、基本戦略目標(視点を変えて各成功要因を抽出)
7、重点施策
8、損益計画
9、設備投資・運転資金計画と資金調達計画

アクションプランの策定とPDCAの推進

・業績評価指標の設定
・ターゲットの設定
・指標管理責任者の設定
・アクションプランの策定(戦略目標、重要成功要因、評価指標、ターゲット、責任者)

成功への5つの条件

1、情熱と志
2、リスク回避(小さく生む、既存事業とのバランス考慮、撤退条件の明確化)
3、組織・人事面の配慮(既存メンバーへの配慮、ファシリテーターの重要性)
4、モノマネ撃退(物語やライフスタイル提案で独自性を磨き参入障壁を高く)
5、ブランド資産(ブランド認知、ブランド連想、知覚品質、ブランドロイヤリティ)

感想

レッド・オーシャンとブルー・オーシャンの戦略策定から実行までの違いを理解して、ブルー・オーシャンに適したマスタープランを組む際の入門書ともいえる1冊。これだけでも小規模なプロジェクトの実施には活用出来る気もするが、より大きなプロジェクトチームづくりをする場合は、やはり原本を読む必要があるだろう。本書で概要を把握していれば、専門書もすんなり理解出来るはずである。

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