子どもにもあるの!?子どもの睡眠時無呼吸症候群

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脳に効く「睡眠学」  角川SSC新書

子どもの睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、子どもにも起こる病気です。扁桃が大きくても、何も問題が起きていなければ、手術などの治療をする必要はありません。しかし、呼吸や睡眠に障害が出ている場合は、手術をすすめています。

扁桃肥大があると鼻呼吸ができず口で呼吸をするため、夜の睡眠がとれずに、いわゆる眠そうな顔つきになります。これを専門用語で「アデノイド顔貌」と呼びます。また、睡眠時に狭い気道を通じて呼吸をするので、胸の中央のへこみ(漏斗胸)など胸が変形するケースも見られます。

こうした状態は、成長にも大きく関わるため、4歳から5歳くらいまでの早期の治療が大切です。成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、子どもにとって質の高い睡眠はとても重要なのです。

手術治療によって、体格が改善されるケースも多く見られるので、専門医に相談してみてください。
また、子どもが睡眠時無呼吸症候群を発症している場合、深い眠りを得られていないことで学業に影響が出ることが少なくありません。そのため、手術などによる治療で、成績の上昇につながることもあります。

睡眠呼吸障害が疑われた児童の扁桃手術前後の学業成績をアメリカで調査した結果

小学校1年時に、成績が下位の297名について調べたところ、このうち54名に睡眠呼吸障害が認められました。そこで、手術治療をすすめたところ、54名中24名が手術治療を受け、30名は受けませんでした。

「治療しなかったグループ」では1年時と2年時では、成績に大きな変化は見られません。しかし「治療したグループ」は、2年時に成績が約2割伸びていることがわかります。これは、睡眠が改善されて、よく眠れるようになったことで、本来の力を発揮できるようになったと考えられます。

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