土光敏夫氏の先見性

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清貧と復興 土光敏夫100の言葉 (文春文庫)

現代の社会問題を考える。

土光敏夫氏とは、エンジニアで東芝の社長や経団連の会長などを務めた人です。
その方の100の言葉を集めた本です。
25年ほど前に亡くなった方なのですが、本に書かれている言葉は今の現状に突き刺さるようなことばかりで、先見性に驚かされます。

たとえば、『就職先より、仕事の中身が重要だ』
今、大学生は就活真っ盛りですよね。
大企業志向なんていう言葉もあるくらい、大企業に就職したいと希望する人は多いと思います。
けれど、大企業に就職して、そこでどんな仕事をするのかということを考えている人はどれくらいいるでしょう?
もちろん出世すれば大きな仕事ができるかもしれませんが、最初はほとんど雑用ばかり。
それよりは、中小企業に就職して、1年目からどんどん仕事を任されるような環境の方が仕事は楽しいのかもしれない。
雇用のミスマッチが起きている、というのもよく聞きます。
中小企業志向の人がもっと増えてもいいのかもしれません。

もう一つ、『女性を適所に配置し、能力開発を』
これも今、話題になっていることです。
女の人だからできる仕事って、私はあると思います。
それにいろいろな働き方があってもいいと思います。
社会的な弱者と呼ばれる人たちも含めて人材を活用できる世の中になるといいと思います。

その他にも教育、原発、農業、政治、医療、取り上げている言葉は様々な分野に及びます。
そして、どれもが今、問題として議論されている事柄ばかりです。
本を読みながら、社会問題について考えてしまいました。

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