保険と入院について知る。

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販売員も知らない医療保険の確率 (光文社ペーパーバックスBusiness)

「安心を買う」のウソを徹底分析。小難しい理論や感情を一切排し、確率に基づいて「その医療保険は損か得か」だけをひたすら追求し、計算した本です。

保険について知る

医療保険について

  • ギャンブルに対しては勝ち負けの確率を計算する人が多いのに、保険の確率を気にする人は、ほとんどお目にかかったことがない。保険会社の人が「保険は確率」と書いている以上、われわれは、確率を重視しなければならない。
  • 医療保険が保障してくれるのは、基本的には「入院給付金」と「手術給付金」の2項目のみ。
  • 定期医療保険の配当率はせいぜい40%前後。国内老舗生保の配当率は外資系よりも低く設定されている。
  • もし医療保険にどうしても入りたいならば、50歳未満では10年定期のもの、50歳以上では終身型が好ましい。
  • 健康保険には高額療養費制度をはじめとするセーフティネットが敷かれている。医療費が払えなくて自己破産するケースはほとんどない。したがって、結論は「医療保険に入るよりは、その分を貯金しておいた方がよい」ということ。

医療保険を理解する上で必要な確率

  • 入院の確率(入院頻度の確率)
  • 入院日数の確率(1回の入院で何日間入っているかの確率)
  • 手術の確率(給付対象となっている手術の確率)
  • 入院医療費の確率(入院1回当りの費用の確率)
  • 死亡確率(そのものずばり、死ぬ確率)

入院について知る

入院する可能性

  • あなたが1年間に入院する確率は、11.2%。一般病床の入院確率は9.3%。
  • 男性は50代後半で入院確率が10%を越える。女性は出産入院を除けば、60代に入り、入院確率が10%を越える。60歳以上では、男性が女性の1.5倍以上の確率。

入院する日にち

  • 統計によれば、すべての入院のうち90%までが62日以内に収まっている。
  • 平均入院日数は37.9日。60代までは男性の方が長いが、70歳以降では女性の方が長くなる
  • 一般病床に限れば、平均入院日数は20.2日であるが、将来的には16日程度になる見込み。療養病床の平均入院日数は2012年以降75日程度に、2025年には60日程度に減らされる見込み

60歳までに死亡する確率

  • 現代の日本では、人が60歳までに死亡する確率は男性で10.4%、女性で5.2%。もし、今30歳なら、60歳までに死ぬ確率は男性で8.9%、女性で4.3%。

がんの入院

  • がんによる入院は、60代後半で男性の入院確率は女性の約2倍に達する。急性心筋梗塞の入院確率は、男性が女性よりも1.5から2倍以上高い。脳内出血による入院は、激減する傾向にあるが、脳内出血、脳梗塞の入院確率は、男性が女性よりも1.5から2倍以上高い。
  • がん患者は平均で年1.3回の入院を経験する。肝臓がん、膵臓がん、卵巣がん、肺がん患者は年2回の入院。

1回当たりの費用

  • 変動式の手術給付金の平均は、手術1回当たり15万円である。
  • 一般病床に入院した場合、病院窓口の支払額は、高く見積もっても手術ありの場合が34万円、手術なしの場合が28万円程度。
  • 一般的な医療保険では、一般病床に入院した場合の給付金の平均は、手術ありの場合が35万円、手術なしの場合が20万円である。
  • 高額療養制度のおかげで、月々の医療費の自己負担は、80100円+αに抑えられている。実際の入院費用は、これに食事代(1日約2000円)とテレビのレンタル料を上乗せしたもの。
  • 70歳以上の高齢者の入院費は、世帯での上限が月額44000円である。

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