20年の豊富な取材と、自らの田舎暮らしの体験から生まれた、田舎暮らしに成功するための「ガイド書」

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失敗しない田舎暮らし入門―土地や家の取得法から土いじりの楽しみ方まで

失敗しない田舎暮らし入門―土地や家の取得法から土いじりの楽しみ方まで

農村をめざす都会人が知っておきたいこと

  • 「団塊の世代」の退職もあって、農村をめざす都会人は増えている。しかし、それは田舎暮らしの二大条件である生活場所と生活手段、言い換えれば、田舎物件と収入の確保ができた一部の都会人だけである。
  • 節約、不便、非文明、親切、さらに加えれば自然や癒しといったイメージは、田舎を実像ではなく、都会の反動でしか見ていない一部のエリートの幻想に過ぎない。
  • ムラは、良くも悪くも平等社会。都会人は、立派な人、駄目な人という烙印を押したがるが、ムラにはそれがない。弱い者いじめをしない反面、目立ったことをする人がいれば足を引っ張る傾向がある。
  • 田舎暮らしが失敗しやすいのは、「農地があればすぐに収穫できる」「農村は自然を守る場所」「リストラにあっても田舎に行けば何とかなる」「田舎で自給自足すればお金がなくても暮らせる」という認識不足、誤解、考えの傲慢さ、甘さ、幼稚な発想が原因。
  • 「人づきあいの苦手な人は別荘地帯を選ぶ」「利用目的を明確にする」「敷地は最低でも100坪以上」「最低1000万円以上の現金を用意する」「景色で物件を選ばない」ことが、物件選びを成功させるポイント。

田舎の土地選び

  • 都会人の中には、田舎ならどこでも安い土地が手に入ると思っている人、漠然と温暖な田舎に住みたいと考えている人、カネがかからないと誤解している人が多い。こういう人たちは、田舎暮らしの入口でつまずくことになる。
  • リゾート地は地方都市に近い農村部の外れにあるのが普通だが、地元の人にとっては別世界。あれこれ干渉されることはない。買物や外食、バスの便などの利便性にも恵まれており、快適な生活を送れる。しかし、これを田舎とは呼べない。
  • 低価格で敷地の広い田舎物件は、海抜の高い山岳地帯のまわりの過疎地に集中しているから、寒冷地から出てくるものが圧倒的に多い。
  • 過疎地域における水道普及率は88%、公共下水道普及率は8%。だから農村は遅れていると考えるのも早合点。実際には、飲み水で美味しい沢水か井戸を使っている農家が多いし、浄化槽利用を含めた水洗化率は過疎地域でも47%。

お金・仕事について

  • 自給自足にはカネがかかるというのが実感。自給自足はあくまでモノ作りの喜びを追求するためのもの
  • 周囲の移住者に実際に意見を聞くと、田舎への移住には「年間200万円×年金開始までの年数+住宅費+予備費500万円」が必要。
  • 田舎で便利屋を始める移住者が増えてきた。高齢化が進んでいるため、買物を手伝ったり、建物の簡単な補修をしてくれる人を求めている。手先の器用さが求められるが、今後、もっとも有望な自営業の一つになる。
  • 生活環境よりも仕事を優先する人は、地方都市近郊の農村に移り住むしかない。過疎地に比べれば、就業条件は恵まれている。地方都市には、工業団地が造られ、幹線道路沿いに郊外型店舗も増えてきた。電気工事やエンジニアなどの技術職は、地方でも需要が高い。

自給自足

  • 家庭菜園には、「耕耘機」「平鍬」「レーキ」「一輪車」「長靴」などの道具、山林や敷地には、「チェーンソー」「草刈り機」「ナタ」「マサカリ」「電気ドリル」などの道具が必要になる
  • 鶏の産卵率は夏場で60%くらい。産卵率の低い冬でも2~3日に一個の卵を産んでくれる。夫婦二人なら雌鶏が三羽いれば十分。雄鶏の鳴き声がうるさいのなら、有精卵はあきらめ、雌鶏だけ飼えばいい

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