腰痛はアタマで治す(伊藤和磨)の書評・感想

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腰痛はアタマで治す (集英社新書)

http://blacknightgo.blog.fc2.com/blog-entry-2002.html

ありとあらゆることに興味を持たない超無関心男である僕が、目下最大の関心を寄せているのが、腰痛です。
内容に入ろうと思います。
本書は、腰痛によりJリーグを引退し、その後色んな出会いと勉強を経て、代官山に腰痛に特化したクリニックを開設した著者の、腰痛を予防・改善するための本です。
そう、本書はタイトルからすると、『腰痛をいかに治すか』という本に思えますが、実は『いかにして腰痛を予防するか』という部分にもかなりページが割かれています。
というか、著者にとってその両者は、同じことの別の表現だったりするわけです。
現在でも日本の病院では、腰痛と言えば『痛みを取るための対処療法』か『構造的な問題を解決するための手術』のどちらかに焦点が絞られています。しかし最近欧米諸国では、腰痛というのは腰だけを見て解決できる問題ではなく、また手術によって改善可能な腰痛は全体の中でもごくわずかだ、という考え方が一般的になりつつあるんだそうです。
だからこそ、予防するための行動と治すための行動はある意味で同じものであり、そういう考え方で著者は本書を書いているように思います。
腰痛に関心のある僕には、なかなか面白いこと、興味を惹かれることがたくさん書いてありました。僕は非常にめんどくさがり屋で、かつ現状もの凄く腰痛というわけではないので、本書で書かれていること全部をやろうとは思いません。ただ、そこまで苦労せずとも実行出来そうなことなんかは取り入れていこうと思っています。
僕がどうして腰痛に関心を持ったかと言えば、ついちょっと前腰周辺を指圧してみたら、激痛が走ったからです。
普通に生活している分には、まったく自覚症状はありませんでした。でも、指で押すとメチャクチャ痛い。なんかこれはマズイんじゃないだろうか、と思って、その日以来、きちんとした姿勢(あくまでも僕のイメージのきちんとした姿勢、ですが)を取ろうと、とにかく背筋を伸ばすよう意識してきました。それが早速良かったのか、最近では指で押してもそこまで痛くない、という感じになっているんですね。
本書では、どんな姿勢が正しいのかや、腰痛にいいエクササイズなど、様々な話が載っているんですが、図入りで説明されているものも多く、また誤解なく紹介するためには本書の該当部分全部を引用しなくてはいけないことになると思うので、そういう具体的な予防法・体の動かし方・エクササイズなどについてはほとんど触れないことにします。是非本書を読んでください。
本書でとにかく繰り返し訴えていることは、腰痛の最大の原因は『悪い姿勢』にある、ということです。本書では三種類ほど悪い姿勢が紹介されていますが、一般的に多くの人がなっている悪い姿勢は、恐らく猫背でしょう。
僕もずっと猫背だった人間なんですが、最近では、あぐらをかいて座っている時でも背筋をまっすぐ伸ばせるようにクッションみたいなのを買ってみました(ただ、自分が今あぐらをかきながら取っている姿勢が正しいのかは、正直よくわからないんですが。あぐらをかいて前傾姿勢になるのは、とにかく最悪みたいですよ)。
僕は基本立ち仕事ですが、パソコンで仕事するデスクワークの人なんかはかなり酷いんじゃないかと思います。とにかく本書では繰り返し、悪い姿勢をやめて正しい姿勢をとることが、腰痛を回避するための、そして腰痛を改善させるための最大にして最強の方法だ、と繰り返し説かれます。

感想

一般的に正しいと思われている知識について警鐘を鳴らしている部分もあって(たとえば腰痛改善のためには腹筋と背筋を鍛えるのがいい、と言われているけど、これは半分当たっていて半分間違っているんだそうです)、非常にためになるんじゃないかと思います。特に、デスクワークの人が読んだら参考になる部分は多々あると思います。特に、まだ腰痛になっていない人こそ読んで欲しいです。腰痛にならないためにどう生活すべきか、という話が本当にたくさん載っているんで、今自覚症状のない人もちょっとは危機意識を持って読んでみた方がいいと思います。
っていうか、この人がやってるクリニック、一回行ってみたいなぁ。んで、姿勢改善のアドバイスが欲しい。

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