リーダーシップの旅~見えないものを見る~

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リーダーシップの旅~見えないものを見る~ (光文社新書) [kindle版]

社長になろうと思って社長になった人はいても、リーダーになろうと思ってリーダーになった人はいない。リーダーは自らの行動の中で、結果としてリーダーになる。はじめからフォロワーがいるわけではなく、「結果としてリーダーになる」プロセスにおいて、フォロワーが現れる。そのことに共感を覚え、まとめました。

リーダーシップ

フォローワーを作り出すリーダーシップ

  • リーダーシップはフォロワーを前提とするのではなく、フォロワーを生み出すプロセスだ。
  • フォロワーがリーダーのことをどう思うかの源泉は、リーダー自身の発想やそれの行動への表れにある。だから、フォロワーが頭の中で、「自分たちがうまくいっているのはこの人のおかげだ」と思う理由、最初の契機は、ほかならぬリーダーの発想や行動にある。そうした帰属の原点をフォロワーが見て、リーダーにリーダーシップを帰属していくとしたら、リーダーシップという社会現象は、リーダーとフォロワーの間の相互作用の中に存在するというのが一番適切かもしれない。

自分に出来ることをしてもらう

  • 組織の論理から脱却してもらい、自分とは何か、自分には何ができるのかを徹底的に振り返ってもらう必要がある。さらに、自立した個が社会へと大きく目を向けて、自分はこの組織を利用して何ができるだろう、社会に何をもたらしどんなメッセージを送れるだろうと考えた時、リーダーシップの旅の第一歩が始まる。そのようにして生まれたリーダーが、結果として組織に最も大きく貢献するのだ。

リーダーが持つべき構想力

  • 構想力においては、絵を描く力よりも、「見えないもの」を見ようとする力、「見えないもの」がどんなふうに見えるかを、感性で感じる力が重要だと言う方が適切ではないかと思う。きれいな絵は、初めからきれいとは限らず、むしろ旅の中で次第に輪郭がはっきりしていくものだから。

リーダーとマネージャの違い

組織の変化を生み出す。

  • 組織の安定性や持続性を維持するためにマネジメントは機能するが、組織の変化を生み出すためにリーダーシップは機能する。

自発的な行動を誘発する。

  • リーダーは、人々の内在的な意欲に基づく自発的な行動を誘発し、同じ方向へ向かって歩みをともにするが、マネジャーは、飴とムチを使って人々の行動を管理(コントロール)し、ある方向へと向かわせようとする。

共感・共鳴を用いる。

  • 「人としての働きかけ」か「地位に基づく働きかけ」か。リーダーもマネジャーも、周囲に働きかけ、活動を作り出していく点では同じだ。しかし、リーダーが、人々の価値観や感情に訴え、共感・共鳴を得て、賛同者・支持者のネットワークを広げていくのに対して、マネジャーは、組織の成員に対して、地位に基づく権威、権限をもって働きかける。

見本となるリーダーはいるか?

  • リーダーシップは、実際にリーダーシップをとった人にしか教えられない。だから、「リーダーを育てるリーダー」の存在がないと、リーダーシップの連鎖は生まれない。これに対して、マネジメントは、マネジャーでなくても教えられる部分が多い。

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