変革を起こすヒント!「Googleの脳みそ―変革者たちの思考回路」

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Googleの脳みそ―変革者たちの思考回路

この本はGoogleという会社についてではありません。本題はエピローグに最もよくまとめられていますので、先にそちらを紹介します。

エピローグ―謀反のすすめ―

新しいものは常に謀反。
イノベーションは既存の秩序にとっては脅威。
身の回りで小さな変革を起こすことはそれほど難しいことではない。
自分の頭で考え、できることから行動に移すこと。
世界を変えたければ、あなたが変わらねばならない。

1.Googleの脳みそ―ルールを創る企業家精神―

■合法なのか違法なのかはっきりしない新ビジネス。Googleはリスクをとり、後から課題を克服する

■日本ではwinnyのように、過剰な法規制により新技術やビジネスの芽が摘まれるケースがしばしばある

■ルールが技術革新や社会のニーズに合っていない場合、選択肢は2つある。1つはロビイング活動を通じてルールの見直しを求めること。もう1つは正面突破戦略

■法律が現実に不適切なものである場合、裁判所が打開策として期待される。企業人や法律家はルールを自ら創り出す意識が必要

2.嫌なら断れ―司法判断を無視する自由―

■契約法上、賠償金を支払ってもそのほうが得なら、契約を破棄する自由がある。司法判断を無視する行為については、日本では欧米と違い厳しい罰則制度はない

■法令を価値基準の最優先におけば革新は起こりにくくなる。緊急時にはひとりひとりが正義のモノサシで判断をし、ルールを破ることが必要

3.現代のガリレオ裁判―「清き1票」で未来は変わるか―

■1票の格差の問題。地方の票を当てにするために生まれ、国会議員の地位の既得権を守るため維持されてきた不平等

■これまで一部で違憲判決は出ているものの、選挙が無効になったり、制度見直しを裁判所から命じたりといった例はまだない

■最高裁裁判官には「正面突破」するgoogle的マインドを期待したい

4.法曹界のヒラメ―「法の担い手」は社会の味方か―

■検察が、世間の風潮をバックに後付けで事件を作り出すと、経済の発展に重大な萎縮効果を与える

■検察官は日本の資本市場や市場経済が誤った方向にいかないよう、人的資源の振り向け先である捜査・起訴対象を慎重に選択することが求められる

5.もたれ合いからの脱出―市場の規律と倒産の政治学―

■東電の事故補償。本来はまず投資家・債権者が責任を負ったうえで、破産した場合に国が支援するというのが妥当。資産売却もせず、納税者にのみ負担を求める政府案は癒着ともたれ合いの構造の表れ。金融市場の信頼を損なう行為

■日航とGMの企業再建を比較すると、再建手法に似ている点が多いのに対し、再上場までの期間は後者のほうが非常に短い。公的資金を私企業救済に使った重みに対する、社会からの要求の強さに起因しているのではないか

6.夢見る社長じゃいられない―政権交代と企業法―

■公開会社法による監査役への従業員代表の起用/社外取締役の登用拡大。経営に対するモニタリング機能や、高報酬へのインセンティブ/責任から、社会的には望ましい効果があらわれる可能性がある

■全体としてパフォーマンスが上がるような仕掛けを、会社法や上場規則などを総動員して仕込むことが大事

7.アリとキリギリス―「成長」と「閉塞」社会の比較考―

■企業家など、よりよい生活を求める人のインセンティブを背景に企業が生まれ、激しい競争を勝ち抜いた企業の成長とともに雇用が創出・維持される

■このメカニズムがいま最も高速回転してるのが中国で、インドはすこし出足が遅れたものの猛烈なスピードでの後を追いかけている。日本はそのメカニズムに大きなブレーキがかかり閉塞感が漂う

■中国は「民主主義・市場経済」vs「社会主義・計画経済」の構図におさまらない「一党独裁・市場経済」。今のところ高い成長率を維持しているが、持続可能なかどうかは課題が残る

■日本の政治は「皆で平等に小さな幸せを目指す」方向に進んでいる。企業家のやる気を阻害しないよう、インセンティブの仕組みを整備し、民営化の推進や規制の見直しを行わなければ、未来は暗いだろう

8.10の解毒剤―元気なニッポンへの処方薬―

■時代背景にそぐわなくなった規制は見直し、企業や企業家が活躍する環境を整備しないといけない

1)整理解雇の規制緩和
2)コンプライアンス委員会の廃止
3)フェアユース制度の導入
4)ネット選挙の解禁
5)投票価値の格差解消
6)必死になる環境を創る
7)企業家一般に対する世間の評価を高める
8)競争、市場、格差の意味を教える
9)自分の脳みそで徹底的に考える
10)壮大な夢を語る

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