ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~の概要・名言

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ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

概要

  • 鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋 「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性だ。だが、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは栞子と奇妙な客人が織りなす、“古書と秘密”の物語である。

名言

  • これは何冊かの古い本の話だ。古い本とそれをめぐる人間の話だ。 人の手を渡った古い本には、中身だけではなく本そのものにも物語がある。人からの受け売りだが、正しい言葉だと思う。 ただ一つ付け加えるなら、その「物語」が美しいものとは限らない。目を背けたくなるような醜い内容もあるかもしれない。この世に存在するあらゆるものと同じように。
  • 「古書店の人間に必要なのは、本の内容よりも市場価値の知識なんです。本を多く読んでいるに越したことはありませんが、読んでいなくても学べます。実際、仕事を離れると、ほとんど本を手に取らない古書店員も珍しくありません。」
  • 「でもよ、誰かに話すだけでも気が楽になるってこともあるぜ……ほら、『落穂拾い』にもあったろう。『なにかの役に立つといふことを抜きにして、僕たちがお互ひに必要とし合ふ間柄になれたなら、どんなにいゝことだらう』ってな。甘ったるいけど、胸に染みる言葉じゃねぇか? 胸にたまってることがあるなら、俺はなんでも聞くぜ」
  • 何事もなくやり過ごした自分を、別におかしいとは思わない。出会いのチャンスをうまく活かせる人間は、特別な才能の持ち主だ。凡人はなんとなく通り過ぎてしまう。俺も凡人らしく普通に行動した。それだけのことだ。
  • 物語に出てくるような心温まるプレゼントのやりとりなんて、現実にはなかなか起こらない。贈ろうとしても拒まれることだってある。
  • 「わたし、古書が大好きなんです…人の手から手へ渡った本そのものに、物語があると思うんです…中に書かれている物語だけではなくて」
  • 「なかなか言えないことがあっても、そんなことはいいの。まさくんの目が見えてても、見えなくても、あたし必ずそばにいるから…もしあたしに話したいことがあったら、その声の聞こえるところにいるから…だってその方が絶対に楽しいんだから」
  • 「あの話って願望全開だよな。こんな女いねえよって最初は思ったけど、願望だって分かって書いてる。それがはっきりしてるから、いい話なんだと思う......。
  • 「わずかな数しか作られなかった、人々の手を経た本が、こんなに完璧な形で残っているのは奇跡だ。それが理解できないことの方が驚きだよ。本の中だけではなく、この本が辿ってきた運命にも物語がある・・・ぼくはその物語ごと手に入れたいんだ」

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