超人気ブロガーがコミカルに語る『金融』と『銀行』

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外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々

本書は、世界同時金融危機、リーマン・ショック、ギリシャ・ショック、そしてユーロ危機に至る最近のマクロ経済の重要なトピックの解説を縦糸に、そして、こうした経済環境のなかで激変する金融業界の赤裸々な内幕を横糸にして、これからの世界経済、そして日本経済の未来を考えていく。
その中から、金融と銀行についてまとめました。

超人気ブロガーがコミカルに語る『金融』と『銀行』

金融について

  • 1%の富裕層が世界経済の成長により急速に富を増やしていく一方で、残りの人々が豊かになるスピードはとても遅いものだった。こうして、富める者とそうでない者との格差が広がっていった。全体の平均で見れば好調だったアメリカ経済のなかでも、人々の不満は溜まっていったのだ。幸せとは、絶対的な生活水準の向上ではなく、他人との比較のもとで感じられるものだからだ。
  • サイエンスの分野で才能あふれる若者たちが、高い報酬に目が眩んで、外資系金融機関に殺到した。そこでは彼らはコンピュータの前に座り、朝から晩まで、何の価値も生み出さないデリバティブをこね繰り回し、リスクを切ったりくっつけたりしながら、高いマージンを隠して、バカなクライアントにハメこむことばかり考えていたのだ。 癌やエイズの研究を続けていれば、ひょっとしたら人類の救世主になれたかもしれない人たちだ。あるいは、宇宙の謎を解き明かしたかもしれない人たちなのだ。

銀行について

  • 銀行は、預金や、金融市場で短期の資金を借りて、企業などに長期の資金を貸し出して、その長短の金利差で儲ける、というのが基本的なビジネスモデルだ。
  • 銀行は晴れた日に貸し出して、雨が降ると傘を取り上げる、とよくいわれるけれど、これが銀行がお金を確実に儲けるコツなのである。
  • 銀行はなぜ簡単につぶせないのか?それは銀行が決済機能という、現代の社会ではなくてはならない金融システムを担っているからだ。電気代から給料の支払いまで、多くの決済が銀行の預金口座を通じで行われる。
  • 日本では、これから伸びる産業に資金を供給するという金融本来の役割を誰も果たさないまま、失われた10年は20年となり、日本国政府の1000兆円を超える借金を積み上げたのだ。この構造が変わらない限り、さらに経済の停滞が続いていくだろう。しかし、経済が停滞し、資金需要が乏しいからこそ、日本は財政破綻しないのだ。日本の財政は、良くも悪くも破綻しにくい構造になっている。こうして政府債務が積み上がり、経済が低迷を続けるという堂々巡りは続いていく。 邦銀が、日本国債と心中するその日まで。

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