「大局観」でツキに囚われない強さを得よう

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大局観  自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)

羽生善治が年齢を重ねるごとに強くなる「大局観」の極意を公開。その中で響く部分をまとめました。出来ることはもちろん出来ますが、出来ない事という未知の領域がある場合の対処法が勉強になります。

「大局観」で未知に強くなる

「大局観」とは

  • それは、全体を見渡す、上空から眺めて全体像がどうなっているかを見ることである。たとえば、道に迷った時、空からその地形を見て、右に行けばいいとか、左に行けば近いとか、また、この道を行けば行き止まりだとかを瞬時に把握することだ。しかし、道順はわかっていても、「どのくらいのペースで行けばいいか」とか「何ぽあるけば到着するか」などは空からではなく地上に降りて確認しなければならない。この細かく考えることが「直感」や「読み」という作業になる。

「大局観」は本質的な性格や考え方がとても反映されるやすい

  • それは、未知の場面にも対応できるようになり、失敗を回避する方法ができ、さまざまな場面における重要な要素を抜き出せるようになってくる。「大局観」は直感と違い証明がしづらい。また、「大局観」は多くの経験から培われるもので、自分以外の人間の過去のケースをたくさん見ることでも磨かれていく。いわば「大局観」には、その人の本質的な性格や考え方がとても反映されやすいのである。

答えが見つからないなら、見切れ!

答えが見つからないときの考え方が重要

  • 将棋の局面では、どの手が最善手なのか長考しても、結局は答えが出ない場面もけっこうある。答えが出ない時にどの手を指すかということは、棋士が最も悩むところだが、ある意味では最も面白いところでもある。答えがわからない場面は、必ず出てくる。その時に何をするのか、どのように考えるのかが、とても大事なことなのである。

考えるのでなく、見切る

  • ただ、実際の対局では、いくら深く考えても結論が出ない局面や、答えがわからない局面がよくある。そういう場面になった時、私は、「いかに深く考えるか」よりも、「いかにうまく見切るか」に意識を切り替える。切り替えるタイミングは、状況によって違ってくる。

ツキの扱い方

ツキに囚われすぎないようにする

  • ツキを頼りにするのは、自分自身への信頼が揺らぎ、心が弱くなっている証拠とも言える。ツキという言葉には、人々を魅了してやまない何かがあるが、その深みにははまってしまわないよう、心を強く持たなければいけないだろう。むしろ、ツキにこだわらないぐらいの大らかさが、本当の意味での人間の強さなのではないかという思いが、最近、強くなっている。
  • ここの運・不運に一喜一憂したとしても、より大きな組織、団体、国家の命運に巻き込まれてしまえばどうしようもないわけで、長いスパンにおいては大きな差はないのかもしれない。その意味からも、あまり極端にツキにこだわる必要はないと考えている。

心の強さでツキを超越しよう!

  • 長寿で元気に活躍するという「究極の幸運」を手に入れている方々は、大らかで、前向きで、慈悲深く、何があろうと動じない心の強さを持っておられると思う。これは明らかにツキを超えている。つまるところ、人間の究極の強さとは、ツキを超越することなのだろう。

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