恋文の技術より恋愛名言まとめ!

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恋文の技術 (ポプラ文庫)

「文通武者修行」をする大学院生・守田一郎の物語です。その物語の中から、「恋文」「恋愛」「人生」について名言をまとめました。感情を載せるとは、こういうことだと思います。

恋文の技術

概要

  • 京都の大学院から、遠く離れた実験所に飛ばされた男が一人。無聊を慰めるべく、文通修業と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。文中で友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れるが、本当に想いを届けたい相手への手紙は、いつまでも書けずにいるのだった。

恋文

  • 世界を飛び交う手紙の中で、もっとも歪んだ力を持つ手紙はどんなものかお分かりですか?恋文と脅迫状であります。
  • 伝えなければいけない用件なんか何も書いてない。ただなんとなく、相手とつながりたがってる言葉だけが、ポツンと空に浮かんでいる。この世で一番美しい手紙というのは、そういうものではなかろうかと考えたのです。
  • 「公の場で恋文を渡すような、痛々しい破廉恥野郎だけには決してなるな。周囲からは軽蔑されるし、第一、勝算がない」という祖父の遺言がある。祖父は正しい。どこに勝算がある。

恋愛

  • 俺は彼女の耳たぶが可愛いから惚れたのではない。惚れた彼女の耳たぶだから、可愛く見えるのであります。
  • 自分の惚れた相手を、自分の不安を誤魔化す道具に使ってはいかんのです。溺れている者が、惚れた相手に助けてもらおうというのは間違いだ。
  • ひとたび惚れてしますと、あらゆるところが良く見える。褒めようと思えば、いくらでも褒められます。でもあれもこれも褒めていると、褒めれば褒めるほど、なんだか彼女がバラバラになっていく。肝心なものがこぼれ落ちる。彼女の横顔であったり、短い黒髪であったり、えくぼであったり、耳ぶたであったり、時折見せる無表情であったり、それらを全部足して彼女に惚れたわけではない。俺は彼女の耳ぶたが可愛いから惚れたのではない。惚れた彼女の耳ぶただから、可愛く見えるのであります。

人生

  • 人生はふくざつなのです。こういえば大人の世界では「なるほど」となっとくしてもらえます。なっとくしない大人は、はんごろしにされます。
  • ああ、みんなで幸せになりたいものです。もし、それが許されないことならば、せめて自分だけは幸せになりたいものです。
  • 「夏休み」という概念が存在しなければ、何も考えずにのうのうと生きている若者たちが時間の残酷さについて思いを馳せる機会があろうか。

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