突き刺さる言葉。恋愛中毒の想い。

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恋愛中毒 (角川文庫)

恋愛中毒

あらすじ

  • いつになったら、私は自由になれるのだろう。世界の一部にすぎないはずの恋が私のすべてをしばりつけるのはどうしてなんだろう。もう他人を愛さないと決めた水無月の心に、小説家創路は強引に踏み込んで――。吉川英治文学新人賞を受賞した恋愛小説の最高傑作。

名言

  • どうか、どうか私。 これからの人生、他人を愛しすぎないように。 愛しすぎて、相手も自分もがんじがらめにしないように。 私は好きな人の手を強く握りすぎる。相手が痛がっていることにすら気がつかない。だからもう二度と誰の手も握らないように。 諦めると決めたことを、ちゃんときれいに諦めるように。二度と会わないと決めた人とは、本当に二度と会わないでいるように。 私が私を裏切ることがないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。
  • 私は好きな人の手を強く握りすぎる。相手が痛がってることにすら気がつかない。だからもう二度と誰も手も握らないように。 諦めると決めたことを、ちゃんときれいに諦めるように。二度と会わないと決めた人とは、本当に二度と会わないでいるように。 私が私を裏切ることがないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。
  • いつの間にか荻原は機嫌を直して笑っていた。先生と荻原はそういうところが似ている。いつまでも怒り続けることができなくて、放っておくとすぐ自分からご機嫌になってしまう。私は藤谷をはまったく逆だ。私と夫はねちねちといつまでも嫌なことを覚えいて、勝手に自分で自分を不機嫌にしている。
  • 決めたはずのことを私は破った。 諦めると決めたことを、ちゃんときれいに諦めるように。二度と会わないと決めた人とは、二度と会わないでいるように。 私が私を裏切ることがないように。他人を愛するぐらいなら自分自身を愛するように。かつてそう強く決心したはずだったのに私は同じ過ちを繰り返した。
  • でも私には、睡眠時間を削ったり有らん限りの体力を使ったりして頑張るだけの動機も目的もなかった。なのにまだ私の中に、私という人間を認めてもらいたいという感情だけが残っていた。片足を上げて壁によりかかっているだけで歩こうとはしていない。親切な人が通りかかって車に乗せていってくれるのを期待しているようなものだ。

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