セブンとイオンは金融事業で儲けている! セブン銀行とイオン銀行

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「1秒!」で財務諸表を読む方法【実践編】

強い会社は金融業が強い

セブン&アイと比べた場合に、小売業での利益率や利益額、特にコンビニ事業での違いが大きいと言えます。また、セブン&アイでは、百貨店事業が苦戦していますが、イオンでは専門店事業が苦戦しています。両社とも、売上高では小売りの比率が高いものの、金融やその他事業への利益面での依存が大きいことも特徴です。

セブン銀行強すぎ

セブン&アイでは金融関連事業が伸び始めています。従来のスーパー、コンビニ内に設置したATM事業などですが、従来事業と違う利益率を生み始めています。

金融事業は、ひとたび安定すると、他の事業より比較的安定した収益を生み出しやすく、また収益率も高いという傾向があります。ソニーがソニー生命を保有したのも、製造業にありがちな景気変動による収益のブレを小さくするためだったと言われています。

イオンは金融+ショバ代

イオンのセグメント情報を分析していくと、ディベロッパー事業やサービス等での利益への依存度が高いです。さまざまな種類の事業の組み合わせを「事業ポートフォリオ」と言いますが、収益構造や利益のブレ方が違う事業を組み合わせることで事業の安定性を高めることができます。

ただし、強みやシナジー(相乗効果)を活かした事業を行わないと、逆に収益を落としてしまうことになりかねません。80年代から90年代にかけて鉄鋼業が、レジャー施設やウナギの養殖など、新しい分野へ次々と参入していきましたが、その大部分が失敗したことは記憶に新しいところです。

しかし、現状ではイオン銀行、保険、カード、イオンモール内のテナント料などがドル箱商品となっています。

感想

相変わらずおもしろい本です。財務系の本は同じことが書いてあるのに、具体例が面白いと途端に本が輝き出します。

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