自分の人生は自分で決めるべし。他人のアドバイスは参考までに。皆自分のことで精一杯なのだから。

2575views米山智裕@実践読書家米山智裕@実践読書家

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世の中それほど不公平じゃない 浅田次郎 最初で最後の人生相談

■第一章 男と女

世の中どんなに平等になろうが、男と女はそもそもまず筋肉の量が違うんだよ。殴り合ったら、女が勝つ場合なんてありえないんだから。その分だけ、男は女を保護しなければダメだろう。それは男の務めだよ。

男のモテのポイントは、「清潔感」と「フレンドリー」

愛しているか、愛していないかでしょう。それ以外は何もないでしょう!

見てくれで人を判断するような生き方を続けていたら、あなたは近い将来必ず不幸になります。ちゃんと、人間の本質を見るようにしなさい。

親友なら、義絶する覚悟で、義のために絶交するくらいのつもりで言ってあげなさい。調子のいいことだけ言って保っている関係なんて友達でもなんでもない。
「こいつ間違ってる」って思ったときには、もうこれっきりだという覚悟を持って説諭するのが親友というやつさ。

どんなことでも、「これをやったらどうなるか」という未来の予測を立てないと。

■第2章 家族・友人

子供には無限の可能性があるのだから、無限の未来を与えてやるというのが親の務め

儒教的に言うなら、友達との関係というのは「信」の一字で表される。孔子の定義した「信」というのは、利害関係を伴わない信頼関係のことだ。『論語』の世界では功利を伴った信頼関係のことを「信」とは定義しない。友人関係なんていうものは、まさに功利を伴わない信頼関係のことだろう。だから友人同士の間には、なんの計算もあってはいけないんだよ。

愛情に勝る価値観なんて、男女の間に何ひとつない

■第三章 仕事

仕事とは、当事者が「くだらない」と思った瞬間に本当にくだらなくなってしまう

誰だって、最初は穴だらけ。怒られてばかりだ。怒られて、叱られて「ああしろ、こうしろ」って言われてばっかり。小説家ですらそうだよ。ただそのうちね、一生懸命やっていれば認めてくれる声が聞こえてくる。

世の中は広いんだから、自分が一番優れているものなんてあるはずはない

■第四章 バクチの極意

良い道楽は、必ず人生を豊かにするものです。遊びのない人生なんて不幸だよ。だから人間は、良い道楽をしなければならない

酒は体をこわす。女は心配すると信頼から何からすべて失う。その点バクチは、まず健康になります。

道楽は、やるならひとつにしたほうがいい。ふたつ手を出したヤツは例外なく身を滅ぼします。

■第五章 日本に生まれて

今はとても公平な世の中になったから、出世を望む人があまりいなくなったんだよ。そんなのはダメ。若い人は必ず出世を目指しなさい。世の中を変えることを目指しなさい。

人間がつくり出したものを人間が変えられないはずがない。それにできるできないではなく、しなければいけない

日本人というのはクールな民族だとういからね。外国人によると。「落ち着いている」「冷めている」「理知的である」

■第六章 人生

「自分自身もその他人から見たら他人でしかない」ということだ。あなたの大嫌いな、虫けらみたいな他人からしたら、自分も虫けらだ。自己中心的に世界を回しすぎている。

本は「一期一会」だからね。出会ったときに買わないとなくなります

「読書家たれ」「英語と運動をがんばれ」

人の意見は参考までに留めてください。決して周りの人に過度の期待をしないでください。人はあなたのことなんて考えていない。みんな各々、どんなに楽に見える人でも、どんなに立派に生きている人でも、本当は自分自身のことで手いっぱい。精いっぱい。だから、あなた自身がやるしかないんだ。

感想

とても痛快な一冊!
小説家・浅田次郎が「週刊プレイボーイ」上で実施した人生最初で最後の人生相談連載を書籍化した一冊。
「なんだこの質問投稿?」というのも数多く出てきますが、それも笑いのツボになっていて良いアクセントだ。
浅田節全快で投稿をメッタ切りにしているが、ところどころに「う~ん」と唸らされる一言があり、ぐいぐい引き込まれること間違いなし!!
他人の人生を弄びながらも、浅田次郎の人生論が染み渡る不思議な一冊。
元気を出したいあなたにオススメだ。

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