健康保険料の決まり方

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健康保険料とは

会社員の健康保険料は、毎月の給料やボーナスに一定の保険料率を掛けて計算し、原則的に従業員と雇用主が半分ずつ負担します。これを労使折半といいます。

保険料率は、それぞれの健康保険によって異なります。おもに中小企業の従業員が加入する協会けんぽは都道府県ごとに分かれていますが、保険料率も各県の財政に応じて差があります。2013年度は、長野県の9・85%がいちばん低く、最高は佐賀県の10・16%。全国平均は10%。これを従業員と雇用主が半分ずつ負担しています。

大手企業の組合健保の保険料率は、会社の規模、従業員の年齢構成などによって異なり、2013年度は平均で8・635%。協会けんぽと同等の高い保険料率の組合もありますが、8割以上の組合が10%以下で、中には6%未満という低い水準の企業もあります。通常は、これを労使折半で負担しますが、財政的に余裕がある組合健保は、従業員の保険料の負担割合が低く、会社がたくさん支払ってくれるところもあります。協会けんぽに比べると、組合健保はまだまだ恵まれているといえるでしょう。

標準報酬月額

この保険料率の従業員負担分を給料に掛けたものが、毎月個人が支払う保険料です。とはいえ、給料は残業代などの手当で変動するものです。その都度、保険料の徴収額を計算し直すのは大変なので、4〜6月の3カ月間の給料を平均して保険料計算の基礎となる標準報酬月額を決め、これが原則的に9月〜翌年8月まで適用されます。

このとき、3カ月間の給料を単純に平均すると金額にバラつきがでるので、給料が31万円〜33万円の人は全員、標準報酬月額は32万円というように金額を修正して実際の保険料が決められます。たとえば、東京都の協会けんぽの場合、2013年度の保険料率は9・97%。給料が31万5000円だと、標準報酬月額は32万円になるので、保険料は3万1904円。本人負担分は半分の1万5952円で、これが給料から天引きされ、会社負担分と合わせて勤務先が協会けんぽに払い込んでくれます。ボーナスは支給額から1000円未満を切り捨てた金額に、保険料率を掛け、その半分を個人が負担します。

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