全米で最も出産に適した都市!? - 立役者へのインタビューより本質をさぐる

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グリーンネイバーフッド―米国ポートランドにみる環境先進都市のつくりかたとつかいかた

序章 ポートランドって何?

シアトルの少し下にある。オレゴン州に属する。州内最大都市。
市中心部の範囲:南北3km東西2km

全米で最も環境にやさしい都市 2008 等

"ナイキやコロンビアの発祥の地"

【要因】
・都市成長境界線(UGB:urban growth boundary):郊外拡大開発抑制
・グリーンフィールド⇔ブラウンフィールドの明快な区分
・コンバートなどによる盛んなミクストユーズ
・市中心部における無料の公共交通機関
・「ローカル志向、地元優先の精神」
・1街区600m(アメリカ平均の半分)

最適な人口密度・多様性・当事者意識 これがポートランドの成功の本質

パールディストリクト:ポートランドで最も栄えている市中心近くの南北1km東西750mの面積をもつ旧倉庫街>>元は荒廃したブラウンフィールドが放置されていた。ロフトユースでニッチなニーズが生まれた。後、デベロッパーのHOYT社と市の共同開発(PPP)で今の形態に至った。>>職住遊の融合を前提としたダイバースコミュニティ誕生(反コルビュジェ、賛成ジェイコブズ)

第1章 アーバンネイバーフッド (最重要キーワード)

◯デベロッパーはコミュニティライフの夢を見るか

HOYT社
・ギブアンドテイク(両者の要請)の一例
市:空洞化の再生、土壌改良、公園整備、アフォーダブル住宅開発
民間:高架道の撤去、路面電車の延伸、建築条件の緩和

◯30フィート以下の世界観

★HomerWilliams "パールディストリクトの産みの親"
意識した点
・"Sense of Place"|自己の帰属する場所に対する意識をいかに育むか
・開発地と既成市街地のスムースなアクセス性
・ローカルなレストランやバーの存在
・建物間の空間環境の質(地上から9m以内の世界)

◯ライフスタイルの地殻変動

市開発局 PDC ※絵心あり
ソフト支援も行っている。例:起業支援ローン、小売事業推進、コンドミニアム開発の25%を低価格住宅にすることなど
★単なる許認可組織を越えて、一当事者として進歩的に加担していること

◯モダンボヘミアンの眠るところ

エースホテル(≒リーバイス501
ロビーラウンジがここの象徴(本の表紙の空間)。地元の人々が集う街のらしさを反映する空間になっていて、それが宿泊者に旅の気分を味あわせているという相乗効果を誘発する。

◯都市生態系の理想型

Patricia Gardner 建築家 PDNAのボードメンバー
"うさんくさくない自然なコミュニティ意識があるのは、元々多くの人が自意識的にここに移住することを選択したことが大きいと思う"
★伝統的なサバーバンコミュニティとの違い:同質性(⇔ミクストユーズ・アートコンシャスから生まれるハプニング)と車社会(⇔ウォーカブル)

◎ 第2章 クリエイティブシンカーの棲むところ

◯クリエティブコミュニティのゴッドファーザー
W+K ジョン・ジェイ
"ストリートレベルにおけるユーススピリットの存在に注意を払い、かつそれを見守る寛容性とリスクテイクする包容力をもったビジョナリーの存在が、創造性を維持する街の基礎となる。"

◯アートと街の良好な関係
ファーストサーズデー 毎月第一木曜に行われるギャラリーパーティ|アーバンメッカ

◯クリエイティブシンカーの生まれるところ

◎ 第3章 エコピキュリアン

◯生物模倣法による業種多様性モール
◯アーバン・グリーン・マーケット
◯都市成長境界線の恵み
◯自転車工房の聖地

感想

見出しとポートランドについておおまかに把握できる1章について主に記述しました。
ポートランドの繁栄は、マクロ的には当まとめの冒頭近くにある"要因"という箇所にある【公的施策】により、ミクロ的にはPatricia Gardnerさんの言説から窺える【市民の自治意識】により、実現されていると感じました。写真がきれいで、パラパラと眺めるだけでも楽しい著となっています。

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