糖尿病になってしまう理由

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糖尿病はご飯よりステーキを食べなさい (講談社プラスアルファ新書)

糖尿病

糖尿病は、血糖値が一定基準を超えたとき、糖尿病にかかったと判断される。健康診断などで測る空腹時血糖値が126以上あるか、ブドウ糖負荷試験という検査で、ブドウ糖摂取後120分経過したときの血糖値が200以上あれば、糖尿病である。

この段階で、確実に糖尿病合併症が進行しているのである。糖尿病の恐ろしさは、血糖値の高さではなく合併症にある。成人が中途失明する理由は糖尿病の合併症によるものも多く、年間3000人にものぼる。腎臓に合併症を起こして血液透析が必要となる人は、毎年1万6000人を超えている。

「視力が落ちてきたら眼科に行くから大丈夫」
「透析になってもなんとかなるでしょう」

などと、思ってはいけない。見えにくくなってからでは、失明まで進むのを止めるのは非常に難しいのが糖尿病網膜症であり、糖尿病腎症によって血液透析に陥った人の余命は、腎臓病が原因で血液透析を始めた人たちよりもずっと短く、5年生存率は50パーセント以下となっている。

こうした合併症は、糖尿病になってから、つまり血糖値が一定基準を超えた痛くも痒くもない段階から、何もしなければ約10年後、さきほど述べたように9割の確率で顔を出してくる。だから、一刻も早く行動に移さなければならない。

肥満が糖尿病になる理由

炭水化物や糖分が肥満の原因であることは理解していただけたとして、肥満が糖尿病の原因になるのはなぜか。それは太っていると「インスリン抵抗性」という状態になりやすいからである。

インスリン抵抗性とは、インスリンが出てはいるけれど、効きが悪い状態を言う。肥満して脂肪細胞がふくらむと、インスリンの働きを促進するアディポネクチンという物質が分泌されにくくなり、反対にインスリンの働きを邪魔する物質がいろいろ出てくる。そのため、インスリンの効きが悪くなるのだ。

それでも最初は、効きが悪い分、たくさんのインスリンを出して何とか血糖値を抑えてくれている。しかし、それを続けているうちに膵臓が疲れ果て、充分なインスリンを出せなくなる。そしていよいよ糖尿病発症となる。

糖尿病がひどくなるとやせてくるのは、インスリンの出が悪すぎるために、もはや血液中のブドウ糖を、グリコーゲンや脂肪としてため込めなくなる。

また、血糖値が170を超えるようになると、尿に糖が大量に出るようになる。何も治療しないまま、300、400という高血糖状態になっていると、1日100グラム以上の糖が尿に出る。これは食事1食分に当たり、こうなると食べても食べてもやせていくことになるのだ。

糖尿病を「潤沢の中の飢餓」と表現することがある。これは、血管の中には正常者よりもたくさんのブドウ糖があふれているにもかかわらず、それを細胞の中に取り入れて使うことができないからだ。

少しでも健康なうちに、肥満者は体重を落として膵臓への負担を軽減しなくてはならないと理解していただけただろうか。睡眠不足も肥満を促進する。眠らないで活動すれば、それだけエネルギーを使ってやせるような気がするが、そうではない。体重の増減に深く関わっているレプチンというホルモンがあり、正常者のレプチンは、無駄な体重を落とす方向に作用する。しかし、睡眠が不足すると「レプチン抵抗性」という状態に陥り、いくらレプチンが分泌されても効きが悪いために、体重が増えていってしまうのである。

感想

糖尿病の食事療法を中心に紹介しています。ガチで糖尿病になってしまった人向けの本です。糖尿病の理解と糖質制限食によるダイエットを知りたい人におすすめの本です。

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