大切な人の死との向き合い方

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死後のプロデュース (PHP新書)

恋人、家族、夫・妻など大切な人との別れは誰にとっても辛いものですよね。流通ジャーナリストである故金子哲雄氏の妻である金子稚子さんが綴る、大切な人との向き合い方を紹介しています。

目次

1章:金子哲雄の死の準備
2章:引き継げる関係を作っておく
3章:「引き継ぎ」から生まれること
4章:「死」とは何か?
5章:「引き継ぎ」のすすめ

引き継ぎ・引き継がれる関係を作る

大切な人との死を少しでも和らげるには、「引き継ぎ」の関係を生前から作っておくことが重要になります。そのポイントは3つ。

1)報・連・相の実施
2)どんな時でも「ありがとう」を伝える
3)横にいて、同じものを見つめ、相手を理解しようとする

1)報・連・相の実施
どんな関係であれ、お互いを尊重し信頼するには、最低限の報告・連絡・相談は必須です。その日の予定や予定の変更、頼まれごとの完了報告などを常に行います。

2)どんな時でも「ありがとう」を伝える
自分のために何かしてくれた時、その行為に対して感謝の言葉を伝えます。
「〇〇スーパーまで買い物に行ってくれてありがとう!」
「今日のご飯、とっても美味しいね!ありがとう!」
など表現方法は問いませんので、相手が投げた球に対して、常に反応する(=ここでは「ありがとう」と言う)ことが大事になります。

3)横にいて、同じものを見つめ、相手を理解しようとする
相手が何を考えているのか、どういう価値観で物事を見つめているのかを常に理解しようとします。人間は常に変化する生き物です。例えば結婚当初の彼と、10年後の彼では、人は一緒でも考え方・感じ方は変わってきます。常に相手を見つめ、変化し続ける中でも相手を理解しようとすることが必要です。

引き継ぎから生まれるもの

「引き継ぎ」の関係から生まれるものは、下記の2点です。
1)死んだ人が側にいる感覚
2)生と死の境は一本の線であり、ただ単に「この世」から「あの世」サイドに移るだけという感覚

生前に引き継ぎを行うことで、大切な人がたとえ亡くなってしまっても、常に側にいる感覚が生まれます。それは、大切な人が生前に常にどのような生き方をしていたのか、どのような反応をしていたのかを理解しているからだといえます。

「死」がすべての終わりではなく、「あの世」サイドに移るだけであり、大切な人は生き続けているのだという感覚が、悲しみを和らげてくれるのです。

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