身を修めるなら学びたい、7つのこと

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修身教授録 (致知選書)

修身の授業の講義録を2回分をまとめたもので、講義ごとに独立して、好きな所から読める構成となっています。その中から、7つのことをまとめました。

身を修めるなら学びたい、7つのこと

① 今日やるべきことを明日にしない

  • 一日を真に充実して生きる秘訣としては私は、その日になすべきことは、決してこれを明日に伸ばさぬことだと思うのです。そしてそれには、論語にある「行って余力あらば以て文を学ぶべし」というのが、一つのよい工夫かと思うのです。

② 目の前を全力でやってこそ、世間の足場を作る

  • 人間というものは、現在自分の当面している仕事をまず片付けて、しかるのち、余力があったら、自分の根底を養うような修養をすべきでしょう。もしこれに反して、自分のなすべき当面の仕事をなおざりにしておいて、他の方面に力をそそぎますと、仮にそうして力をそそいだ方面は、根本的な事柄であり、またその努力がいかに大きなものであっても、こういう人は、いつかは世間からその足場を失って、あたら才能を抱きながら、それを発揮する機会を得ないで、空しく朽ち果てるのが世の常です。

③ 健全な肉体あってこそ、精神が育つ(肉体が良ければ良い精神という訳でない)

  • 総じて精神的な鍛錬というものは、肉体的なものを足場にしてでないと、本当は入りにくいもんなのです。たとえば精神的な忍耐力は、肉体上の忍耐力を足場として、初めて真に身につくものです。そればこそ、寒暑気にしないということが、やがては順境逆境が問題とならなくなるわけです。

④ 世の中は長い目では公平

  • そもそも世の中が不公平であるというのは、物事の上っつらだけを見て、ことに短い期間のみを見ているためであって、少しく永い眼で見るならば、結局世の中は、普通の人々の考えているよりも、はるかに公平なものでしょう。否、私自身の信念から申せば、世の中ほど公平なものはないと思うのです。

⑤ キャリアを築くために、自分に近い人々の伝記から学ぶ

  • 人間はその年頃になったら、自分の後半生を、どこに向かって捧ぐべきかという問題を、改めて深く考え直さねばならぬからであります。その意味において私は、もう一度深く先人の足跡に顧みて、その偉大な魂の前に首を垂れなければならぬ、と考えるようになったのです。先の第一期を立志のためとしたら、今度は発願のための読書であります。同時にそういうわけですから、この第二の時期に読む伝記は、第一期のような、いわゆる偉人の伝記というよりも、もう少し自分に近い人々の伝記がよいと思います。

⑥ 外面的には長所を、内面的には短所を伸ばす

  • それは知識とか技能というような、いわば外面的な事柄については、一般的には短所を補うというよりも、むしろ長所を伸ばす方が、よくはないかと考えるのです。
  • 性格というような、内面的な問題になりますと、私は、長所を伸ばそうとするよりも、むしろまず欠点を矯正することから始めるのが、よくはないかと考えるものです。

⑦ 真に真実であることで精神が生まれ、実現していく

  • 人間はその人の願いにして真に真実であるならば、仮にその人の肉体が生きている間には実現させられなくても、必ずやその死後に至って、実現せられるものであります。否、その志が深くて大きければ、それだけその実現には時を要して、多くはその肉体の死してのち、初めてその実現の緒につくと言ってもよいでしょう。そしてこれがいわゆる「不滅なる精神」、または「精神の不滅」と呼ばれるものであります。

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