第4の産業革命、スマートグリッド

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第4の産業革命

第4の産業革命の一例として、スマートグリッドを挙げた本です。

第4の産業革命

  • IT革命の後に、第4の産業革命として、「環境エネルギー革命」が起こりつつある。人類共通課題である「環境エネルギー問題」を解決する「環境エネルギー革命」が進んでいるのだ。これを本書は第4の産業革命と呼んでいます。

 第1次産業革命:イギリスで起こった動力革命
 第2次産業革命:ドイツとアメリカで起こった重化学工業革命
 第3次産業革命:アメリカで起こったデジタル産業革命(=IT革命)
 第4次産業革命:人類共通課題である「環境エネルギー問題」から 進行中の「環境エネルギー革命」

第3次産業革命から第4次産業革命

  • 産業革命とは、時期的にきっちり分類できるものでなく、前後の革命が重なり合いながら進展します。デジタル情報革命が進行するさなかにも、環境エネルギー革命は始まっています。
  • 「環境エネルギー問題」から 進行中の「環境エネルギー革命」に進めていくには、これまでの産業革命以上にブレークスルーできる力を持つ「技術革新」と「技術と政策との協調」が肝要となるのです。その一例が、『スマートグリッド』です。

スマートグリッドの可能性

スマートグリッドとは

  • グリッドは、集中型の発電所から工場、一般家庭など個別の需要家に電力を届ける送配電網のこと。

スマートグリッドは、発電施設から、送電、変電、個別の需要家に至るまで、ICT(情報通信技術)を活用した新送配電網をさします。

  • 近い将来は、需要家全員が太陽光発電を始めるようになる、一億総国民発電所です。自分の家やオフィスで使う電気を賄い、余った分は電力会社のグリッドに送り込み、足りない場合は電力会社のグリッドから他の家庭などで起こした太陽光発電の電力や、発電所がつくった電力が流れ込む、双方向に電力が流れるわけで、こんなやりとりを膨大な数の需要家の間で行う必要があり、欠かせないシステムです。
  • スマートグリッドは関連産業は多く、結果として雇用創出効果が期待できます。そのためには、各家庭が国民総発電を始めた時を見越して双方向の配電網の機能強化と需要側の制御など総合的な検討が必要です、私たち利用者もこのイノベーションの意味をよく理解して、産業革命を後押しする必要があります。

具体的にスマートグリッドには、次の機能が必要だと考えられています。

(1) 送配電網にセンサーを設置して停電などの障害をいち早く検知すること
(2) 太陽光発電など、再生可能エネルギーの電力系統を接続する際の制御
(3) 電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車に向けたインフラ整備
(4) 電力利用のピーク時に家庭や事業所の電力利用を調整する「デマンド・サイド・マネジメント」機能
(5) ネットワーク制御型「スマートメーター」の整備など

現状の問題

  • 太陽光発電には発電量が不安定だというネックがあります。
  • 電力会社は、不安定な電力を増やしながら、既存の集中型発電所の発電量を減らしていくといった、綱渡りのような取組が求められています。
  • そうした時代に電力を安定的に供給するには、まず、どこでどれだけの電気を発電していて、どこの蓄電装置にどれだけの電力が蓄積されているのかといった情報をリアルタイムで集める必要があり、そこで、家庭やオフィスや工場などと電力会社を結ぶ情報網が必要になるわけです。
  • 感想

    まだまだ課題のあるスマートグリッドですが、現状の問題を解決するという点で素晴らしいものかもしれませんが、ライフスタイルが変わるなーとまで思わないので、大きな潮流になるのかなという疑問はあります。

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