ポラロイドカメラを生み出したエドウィン・ランドはすごい人。

1249views国中千鶴国中千鶴

このエントリーをはてなブックマークに追加
ポラロイド伝説 無謀なほどの独創性で世界を魅了する

エドウィン・ランドとは?

ポラロイドカメラ。
これだけスマホが普及して、誰でも簡単にどんな時でも写真を撮れるようになったけれど、ポラロイドカメラ以上に写真でコミュニケーションが生まれるツールは他にはないと思います。
そして、あの白い縁。
四方を囲む縁取りで、下の部分だけが太くなっているあのバランスは、文字を書き込むにも最適だし、写真としての美しさも引き立てると思います。

その、ポラロイドカメラを作りだした人物、エドウィン・ランドについて書かれた本です。
帯に『スティーブ・ジョブズが"国宝"とまで呼んだ』とありますが、ランドという人物はジョブズにすごく似ていると思います。
彼はもともと科学者でした。
けれど、科学だけにのめり込んでいたわけではありません。
芸術や音楽についても詳しかったようです。
想像力って一つのことに打ち込んでいるだけでは生まれないのかもしれません。
いろいろなことを知って、その知っていることがお互いに作用しあって、いいアイディアは浮かぶのかもしれないと思いました。
本を読むと、彼の独創的な発想力とその発想を形にできるだけの技術があってこそ、ポラロイドカメラは生まれたのだとわかります。
現在ようやく普及し始めている3Dも、彼はとっくの昔にどうすればそう見えるかの構造を理解し、実際に製品を作っていたのには驚きです。

スティーブ・ジョブズがアップルの製品の美しさにこだわったように、ランドも製品の美しさにこだわりました。
本の中にはいくつもの製品や広告がカラー写真で紹介されています。
それから、アーティストたちがポラロイドカメラを使って制作した作品も収録されています。
アンディー・ウォーホールのポートレートやトーキング・ヘッズのアルバムのジャケット写真などこれらも全てカラー。
だから、この本はとても美しいと思いました。

もくじ

第1章 光とビジョン
第2章 開発
第3章 今すぐに見る
第4章 スウィンガーに会おう
第5章 究極の表現
第6章 フェードイン、フェードアウト
第7章 「私たちの知性」
第8章 闇へ
第9章 そして再び……

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く